マグレブⅢ
マグレブⅢ
マグレブⅢは3月下旬収穫の極早生種です。
マグレブシリーズの一つで、マグレブシリーズの中では収穫期が遅い品種です。
マグレブⅠ、マグレブⅡと異なる点は、
暖地、中間地で栽培が出来るのが大きな違いです。
マグレブⅢの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[マグレブⅢ]小林種苗
■マグレブⅢの特徴
・早くて3月下旬に収穫する極早生種
マグレブシリーズの中では遅めですが、
極早生の分類に入る品種です。
早く収穫できる暖地で3月下旬から収穫できます。
中間地ではもう少し遅く、4月中旬頃から収穫できるようになります。
・栽培は暖地と中間地が適地
マグレブⅠ、Ⅱは暖地での栽培が適していますが、
マグレブⅢは暖地のほか、中間地でも栽培ができます。
栽培適地は暖地、中間地となり、冷涼地には不向きです。
冷涼地だと、寒さや積雪により生育状況が変わることがありますので、
基本は暖地か中間地で栽培すると育てやすいです。
・倒伏の度合いで球の形が変わる
全体の75%程度が倒伏している状態では、球が丸に近い形になります。
倒伏後、そのままにしておくと、平べったいような形の扁平形になります。
丸いタマネギを収穫したい場合は、75%の倒伏を目安に出来ます。
また、少しずつ収穫する際も、最初は丸い形、
後半になるにつれて扁平形になっていきます。
■マグレブⅢの栽培のコツ
・適期の種まき、植え付けが基本
早まきはせず、適期の種まきを心がけます。
暖地で9月上中旬、中間地で9月中旬が種まきの適期になります。
約55日程度育苗をし、植え付けは11月になります。
暖地では11月上旬、中間地で11月中旬に植え付けるようにします。
・追肥は2回が目安
追肥は極早生タマネギの育て方に沿って、
12月に1回、2月に1回行います。
特に、年内の追肥は大事で、年内までに葉数を確保しておくと、
品質の向上や収量増加に繋がります。
・3月下旬、倒伏後から収穫する
3月下旬になって、倒伏し始めてから収穫をします。
全体の75%が倒伏してから収穫を始めれば丸いタマネギを、
そのままにしておくと扁平形のタマネギが収穫できます。
極早生品種のため、日持ちはしないので注意しましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期