マルソー
マルソー
カネコ種苗から販売されている新しい品種で、
北海道などの冷涼地の春まき栽培に適しています。
マルソーの魅力、特徴や育て方のコツをご紹介します。
[マルソー]
■マルソーの特徴
・北海道の春まき栽培向き
北海道のほか、冷涼地で栽培しやすい春まき栽培に適した品種です。
冷涼地では平均気温が25℃を越えない地域で栽培ができます。
熟期は早生で3月上旬までに種まきをし、7月から8月中に収穫ができます。
新しい品種で、カネコ育苗から発表されました。
・生育が旺盛で肥大が良い
生育は旺盛で良く育ちます。
早くから生育が良く、肥大時期からの肥大性も良く、育てやすいです。
・病害に強い
白斑葉枯れ病やべと病など、葉や茎の病害に強いです。
その他、細菌が原因で発病し、腐ってしまう軟腐病にも耐病性を持ちます。
■マルソーの栽培のコツ
・種まきは2月~3月
北海道で2月、ハウスや室内で保温ができる環境であれば、
2月下旬から3月初旬に種まきをします。
冷涼地なら2月上旬に種まきをします。
どちらも温度が20℃前後を保つようにします。
植え付けは北海道、冷涼地ともに4月中が適期とされていますが、
遅くとも5月中には植え付けられるように、苗作りをします。
・葉数をしっかりと確保する
タマネギが肥大し始める7月上中旬までに葉の枚数を確保するのが大事です。
チッソ過多にならないように注意しつつ、肥料をしっかりと効かせます。
春まき栽培をするときは、栽培期間が短いので追肥は行わないので、
元肥で育つようにします。
追肥を行ってしまうと、貯蔵性が落ちますし、腐りやすくもなります。
・病害はなるべく予防する
病害に強い品種ではありますが、
夏場に栽培することになるので、なるべく予防をします。
農薬を予防の意味で散布するようにしますが、農薬を使わない場合には、
過湿やチッソ過多に注意することが予防になります。
・天候をみて収穫する
冷涼地で7月中、北海道で8月から収穫できます。
気温の上昇や雨など、天候の影響を受けやすいので注意します。
晴れた日に収穫し、風通しの良い場所で貯蔵します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期