レッドアイⅡ
レッドアイⅡ
レッドアイⅡはレッドアイを改良した赤タマネギ品種の一つで、
レッドアイよりも早く収穫できる中晩生種です。
栽培地は主に北海道で、本州での種の入手はやや困難です。
レッドアイⅡの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[レッドアイⅡ]タキイ交配
■レッドアイⅡの特徴
・北海道で栽培される赤タマネギ
レッドアイⅡは本州で栽培されておらず、
主に北海道で栽培されている品種です。
一般的な赤タマネギの収穫が5月下旬~6月ですが、
北海道で栽培する作型の場合は8月の収穫になります。
・8月下旬収穫の中晩生品種
北海道の春まき栽培で8月下旬に収穫ができます。
熟期は中晩生でよく太り、多収が見込めます。
・貯蔵性が良く、2月頃まで貯蔵可能
貯蔵性はレッドアイと同等で、
同じく北海道で栽培されているレッドアイアーリーより貯蔵性に優れます。
年明け後の2月頃まで貯蔵、販売が可能です。
2月頃まで貯蔵をするコツは、収穫後によく乾かし、
涼しい場所で保管すると長く貯蔵することができます。
可能なら、吊り玉貯蔵でも長く保存することができます。
・赤色と白色のコントラストが美しい
特に赤色の着色、発色が良く、
外皮も美しく、スライスすると赤色と白色がはっきりと出るため、見栄えがします。
食べ方は主に生食向きです。
■レッドアイⅡの栽培のコツ
・基本は春まき栽培
本州と違い、北海道で栽培する場合は作型が異なります。
北海道では春に種まきをし、夏~秋頃収穫する作型が一般的です。
苗から作るなら3月頃から種まきをして苗を作ります。
・5月頃から植え付けをする
雪が完全に溶けてから土作りをします。
大体5月頃には苗が出来上がり始めるので、
植え付け2週間前くらいから土作りをしておき、
育苗から55日~60日経った5月頃に植え付けます。
この際、大きすぎる苗や小さすぎる苗を省くようにします。
・倒伏は8月下旬頃
収穫の目安となる倒伏が8月中下旬から始まります。
確実に収穫できるのは8月下旬ですが、あくまでも目安なので、
栽培中、大体の株が倒れたら収穫時期です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期