初もみじ玉葱
初もみじ玉葱
初もみじ玉葱は株式会社山陽種苗のタマネギ品種で、
貯蔵性が良く、作りやすい中生品種です。
貯蔵中、芽が出るのが遅いので2月まで貯蔵することができます。
初もみじ玉葱の特徴や育て方をご紹介します。
[初もみじ玉葱]山陽交配
■初もみじ玉葱の特徴
・トウ立ち、分球が少ない中生品種
初もみじ玉葱は秋まき栽培に適した品種で、
9月に種まきをして、5月末~6月上中旬から収穫ができます。
栽培は中間地、暖地に適していて、冷涼地の栽培には不向きです。
トウ立ちや分球の発生が少なく、作りやすいです。
・貯蔵性に優れる
中生品種としては貯蔵性に優れ、
吊り玉貯蔵で2月まで貯蔵ができます。
貯蔵中、芽が出るのが遅いので長く貯蔵することができます。
貯蔵性が高い品種ですが、過肥大してしまったり、十分乾燥できていないと、
貯蔵性が落ちます。
・形、外皮が美しく、外観が良い
形はやや球に近い甲高になり、大きさも大きいので、
見た目にボリューム感があります。
外皮はやや厚めで褐色をしていて、ツヤがああるので、外観が良いです。
品質も良く、安定しています。
■初もみじ玉葱の栽培のコツ
・9月~10月に種まきをする
種まきは中間地で9月中旬が適期で、
暖地では9月下旬から10月初旬にかけてが種まきの適期です。
育苗日数は50日~60日です。
11月中下旬、12月初旬頃が植え付けの適期になります。
種まき、植え付けは適期に行うことで、
品質が良く、貯蔵性が良いタマネギを収穫することができます。
・止め肥は3月下旬
収穫が5月下旬から始まるので、
追肥は遅くとも3月下旬までに行います。
止め肥は3月下旬なので、それ以降肥料を与えないようにします。
追肥が遅れてしまうと、貯蔵性が落ちることもあるので注意します。
・貯蔵は吊り玉で貯蔵する
収穫は5月下旬から6月にかけて収穫します。
晴れた日に収穫し、よく乾燥させてから貯蔵します。
貯蔵方法は吊り玉貯蔵に適しています。
タマネギを紐で縛って、風通しの良い日陰で貯蔵します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期