サラダ玉葱早生丸
サラダ玉葱早生丸
サラダ玉葱早生丸は4月~5月に収穫できる極早生タマネギ品種で、
肥大性に優れ、1球が250g~300gくらいの大玉になります。
食味は辛みが少なく甘みが強く、後味はあっさりとしています。
サラダ玉葱早生丸の特徴や育て方をご紹介します。
[サラダ玉葱早生丸]山陽交配
■サラダ玉葱早生丸の特徴
・暖地栽培に適した極早生タマネギ
暖かい地方で栽培しやすい品種で、
9月中下旬頃に種まきをする秋まき栽培に適します。
暖地と、暖かい中間地で栽培ができます。
収穫は4月から、遅くとも4月中旬頃までには収穫ができます。
トウ立ちは極めて遅いのでトウ立ちの心配は少なく、育てやすいです。
・大玉に太る豊産種
肥大性に優れ、極早生品種の中でも大玉に太り、
1球あたりの大きさは250g~300gになります。
栽培する年の天候や生育次第で、大きさは前後しますが、
安定して大玉サイズを収穫できます。
形は平べったい扁平形をしていて玉締まり、玉揃いも良いです。
・あっさりとした風味で食べやすい
食味は辛みが少なく、甘みが強いため、生食に向きます。
後味はあっさりとしていて、風味も良いです。
加熱するとより甘さが強くなるため、加熱調理にも向いています。
■サラダ玉葱早生丸の栽培のコツ
・種まきは8月下旬から9月中旬
栽培は暖かい地域に適しています。
早まきをする場合、8月下旬頃が適期で、
基本的な作型に沿って栽培する場合は9月中下旬頃が適期です。
50日~60日間育苗し、11月上旬~12月上旬が植え付けの適期です。
トウ立ちは極めて少ない品種ですが、8月下旬より早く種まきをすると、
植え付けも早くなり、越冬までに大きくなりすぎてしまうので注意します。
・極早生品種の追肥は2回
基本は極早生品種と同じように栽培します。
一般的なタマネギと違って追肥は2回行います。
1回目は12月、2回目は2月に追肥をします。
生育状況を見て、肥料不足を感じたら3回目の追肥をしますが、
倒伏を遅らせる原因、過肥大、腐敗の原因になるので、
なるべく2月の追肥で肥料分を与え、肥料不足にならないように注意します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期