北はやて2号
北はやて2号
北はやて2号は、北海道で栽培されることが多く、
甘いタマネギ、札幌黄の系統です。
種は通信販売などで手に入れることができます。
北はやて2号の特徴や育て方のコツをご紹介します。
[北はやて2号]
■北はやて2号の特徴
・春まき専用の極早生品種
北はやて2号は北海道で育てられている品種で、春まき専用の品種です。
札幌黄と似たような特徴を持っていて、札幌黄系統のタマネギです。
熟期は極早生~早生で、8月上旬から収穫できます。
一般的な新タマネギと同じような甘みやみずみずしさが味わえます。
貯蔵性はあまり良くないので、食べきることをオススメします。
作型は北海道、冷涼地の春まき栽培に適していて、
種まきを3月頃に行って、8月に収穫する作型になります。
積雪があり、溶けにくい地域では、春まき栽培のほうが育てやすいです。
・病害虫に強い
タマネギの葉や茎に出る病害に強いです。
農薬を減らして栽培できる減農薬栽培でもしっかりと育ちます。
ただ、軟腐病に対しての抵抗性は中程度です。
・甲高の甘いタマネギ
形は甲高の球に近いような形をしていて、揃いが良いです。
札幌黄系統のタマネギということもあって、辛味がほとんどなく、甘みがとても強いです。
夏に収穫できてサラダに最適なタマネギです。
より甘いタマネギを収穫したい場合は、コツ↓をご覧下さい。
■北はやて2号の栽培のコツ
・種まきと植え付け
暖かい場所で種まきを行えるのであれば、2月中旬頃が種まきの目安です。
ですが、環境を整えるのが少し難しいので、3月頃、種まきを行います。
植え付けは早くて4月下旬、種まきが遅ければ5月頃に植え付けを行います。
・チッソ過多を避ける
元肥、追肥などは、一般的なタマネギと同じように行います。
甘いタマネギを作る場合には、肥大後期のチッソ過多を避けるようにします。
その後、収穫は8月中旬から下旬のよく充実したタマネギを収穫します。
・収穫は8月
収穫は8月中下旬から9月頃までが収穫の時期です。
倒伏の状況をみて収穫を行います。
貯蔵は短期貯蔵で、長期の貯蔵には向いていないので注意します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期