北早生3号
北早生3号
北早生3号は、北海道で栽培されている品種で、
株式会社七宝で育成された品種です。
オホーツク1号より早く市場に出回る北海道の主力品種の一つです。
特徴と育て方のコツをご紹介します。
[北早生3号]
■北早生3号の特徴
・オホーツク1号に並び北海道主力品種
北海道で8月から出荷される品種で、新タマネギとして出荷されます。
北早生3号から出荷され、北早生3号の次にオホーツク1号などが出荷されます。
冷涼地で栽培しやすい春まき栽培に適していて、
冷涼地でも新タマネギが家庭で楽しむことができます。
・熟期は極早生
極早生品種で、8月から収穫でき、種まきの時期は3月～4月が目安です。
栽培期間が特に短いです。
軟腐病にはやや弱いですが、タマネギの腐敗率は少ないです。
貯蔵期間は短いので、早めに使いきるようにしましょう。
・新タマネギとして味わえる
一般的な秋まき栽培だと、3月から4月に新タマネギが収穫できますが、
春まき栽培をすると夏場に新タマネギとして味わうことができます。
・生食向き
新タマネギとして収穫できるので、辛味が少なく、
サラダなどの生食に向いています。
加熱しても美味しい品種です。
■北早生3号の栽培のコツ
北海道や冷涼地で栽培する春まき栽培と同じように行います。
・種まきは3月頃
同じような品種に北はやて2号がありますが、北はやて2号と同じように行い、
種まきは3月頃から行い、遅くても3月中には終えるようにします。
加温できる環境があれば2月から種まきをしても大丈夫です。
植え付けは早くて4月下旬、3月頃の種まきでしたら5月頃に植え付けます。
・元肥を効かせる
春まき専用品種に全般に言えることですが、基本的には追肥は不要です。
そのため、元肥からしっかり肥料が効くようにし追肥は行わないようにします。
追肥をしてしまうと、タマネギが腐りやすくなってしまいます。
肥料不足にならないようにしましょう。
・収穫は早くて8月から
収穫は8月頃とされていますが、種まきの時期によってはもう少し遅れます。
タマネギを観察し、葉が倒伏してきたら収穫が近い証拠です。
収穫後は早めに食べきるようにしましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
