天寿玉葱
天寿玉葱
天寿玉葱(てんじゅたまねぎ)は、
株式会社タカヤマシードから販売されているタマネギ品種です。
F1品種で、長期の貯蔵に向いている中晩生品種です。
天寿玉葱の特徴や育て方をご紹介します。
[天寿玉葱]タカヤマシード
■天寿玉葱の特徴
・中晩生のF1品種
天寿玉葱は黄タマネギで、熟期は中晩生です。
6月頃から収穫ができます。
雄性不稔利用を利用としたF1品種で、種は採ることができません。
雄性不稔性という性質は、花粉が生成されないので受粉することもなく、
種が作られません。
・350gの大玉になる
1玉が350gと大玉になり、多収品種です。
肉質はかたく締まり、しっかりとしています。
形は丸に近い形状をしていて、形、大きさともに揃います。
・2月末まで貯蔵が可能
長期の貯蔵になると、萌芽することがありますが、萌芽が遅いです。
腐敗も少ないので長く、良い状態で貯蔵することができます。
吊り玉貯蔵や冷蔵貯蔵によって、長期貯蔵が可能です。
■天寿玉葱の栽培のコツ
・基本は早まきを避ける
基本的なタマネギの栽培同様に早まきは避けます。
中間地で9月中旬、暖地で9月下旬が適期です。
一部の冷涼地でも栽培することができますが、
その際は8月下旬か9月上旬が種まきの適期になります。
どの地域でも種まきができる期間がとても短いので、
早すぎず、遅すぎないよう注意します。
植え付けは一部冷涼地で10月中、中間地で11月中旬、暖地で11月下旬に行います。
・施肥は元肥を主体とする
肥料は元肥を主体として計画し、追肥は生育に応じて行います。
生育に応じて行い、1月下旬、2月下旬に1回、2回目は3月中旬までに行います。
追肥は遅れないように与え、腐敗や貯蔵が悪くならないようにします。
・収穫は早ければ5月末から
収穫は暖地で5月末から収穫できますが、6月上旬のほうが確実です。
中間地では6月上中旬、一部冷涼地で6月中下旬から収穫ができます。
収穫後は乾燥させ、吊り貯蔵をしたり、冷蔵貯蔵することで長く貯蔵ができます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期