愛知早生白玉葱

愛知早生白玉葱 C)サカタのタネ
愛知早生白玉葱は愛知県で育成、栽培されてきた伝統的な品種で、
白く美しい白タマネギ品種です。
鱗片は柔らかく、甘みも強いので生食で美味しく食べられます。
愛知早生白玉葱の特徴や育て方をご紹介します。
[愛知早生白玉葱]
■愛知早生白玉葱の特徴
・極早生の白タマネギ
秋まき栽培で9月に種まきをして3月上旬~4月上旬に収穫できる極早生種です。
極早生品種なので、栽培は暖地や一部暖かい中間地に限られます。
色は真っ白で、白タマネギ品種です。
黄色タマネギより透き通った白色をしていて、
鱗片は中心部まで綺麗に白いです。
乾燥した外皮も真っ白で見た目も美しいです。
極早生品種なので貯蔵には不向きです。
・愛知県の伝統的な品種
愛知県で育成された品種で、古くから栽培されています。
明治初期頃に入って来たフランスの品種を改良して出来た品種です。
主に、現在の東海市近辺で盛んに作られていました。
昨今は作付面積は減少しつつあり、見かけることは少ないです。
・甘く、そのまま食べられる
食味は甘く、辛みはほとんどないです。
鱗片は柔らかくジューシーでそのまま食べることができます。
水にさらす必要もないくらいに甘みを持っています。
サラダなどの生食に最適です。

葉ネギとしても食べられます。 C)サカタのタネ
■愛知早生白玉葱の栽培のコツ
・生育初期
一番育てやすいのは暖地です。
作型は秋まきで、9月中旬頃に種まきをします。
基本は種まきをしてからは乾燥させないようにこまめに水やりをします。
苗が大きくなって、種まきから約55日後から植え付けを行います。
元肥、追肥は極早生タマネギの育て方に沿って行います。
年明け後に行う追肥は1月下旬までに行います。
・病害虫の予防
病害や害虫は事前に予防します。
日当たり、風通しの良い場所を選ぶだけでも変わります。
土は排水性の良い土を作り、前年に病害が発生していない土、場所で育てます。
害虫は見つけ次第捕殺します。
・収穫
全体の8割が倒伏してから収穫します。
早くて3月上旬から、確実に収穫できるのは3月中旬頃です。
倒伏の状況を見てから収穫したほうが確実です。
貯蔵には不向きなので、収穫したら早めに食べきることで腐敗を防ぎます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期