タマネギ栽培 12月

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タマネギ栽培 12月

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冬のタマネギ畑

 

 

タマネギは、比較的寒さに強い性質を持っていますが、
品種や栽培地域によって、冬場の管理が少しずつ変わります。

 

12月に入れば、沖縄などの暖かい地域を除けば、
どこも気温が低下し、寒い日が続きます。

 

本格的な冬になってくる12月は、
タマネギにはどのような作業が必要になるのでしょうか。

 

 

[タマネギ栽培 12月]

 

 

■12月のタマネギ

 

ホームタマネギは、11月に入ると、見るからに球が肥ってきて、
収穫できるものも出てきます。

 

12月になればさらに生育が進みます。
年内収穫を目指すなら、12月がホームタマネギの収穫適期です。

 

11月に苗を植え付けたものも、根が活着してくる頃です。
目に見える生育はあまり大きくありませんが、少しずつ葉が生長していきます。

 

地下でも根が生育しているので、水切れは禁物です。

 

 

プランターで葉タマネギの栽培

 

 

■12月の作業

 

・ホームタマネギの管理
12月は、ホームタマネギの収穫時期です。
12月になれば、球の肥大も落ち着いて、葉がバタバタと倒れてきます。

 

葉が倒れてから、1週間ほど経ってから収穫すると、
最後の最後まで肥大させてから収穫することができます。

 

ところが、中には葉が倒れない株も出てきます。

 

こういった状態を「青立ち」と呼びますが、青立ち状態となったタマネギは、
年内に葉が倒れることはほぼありません。

 

タマネギは、葉が倒れていないからといって、
食べられないわけではありません。

 

 

葉タマネギでシチュー、とろんととろける美味しさです

 

 

むしろ葉にもまだみずみずしさや柔らかさがあるため、
葉タマネギとして丸ごと食べることができます。

 

春まで置いておくこともできますが、3月頃になると、
分球やトウ立ちが始まり、状態が悪くなります。

 

葉が硬くなったり、株全体が寒さで傷む前に、葉タマネギとして収穫し、
食べて楽しむのがお勧めです。

 

・植え付け
タマネギ苗の植え付けは、たいてい11月中に済ませますが、
中生や中晩生の場合は、12月上旬まで植え付けが可能です。

 

ただ、これ以降の植え付けとなると、早晩生がどうであっても、
気温が低下しすぎるため、根の活着がうまくいきません。

 

真冬の一番気温が低い時期に入るまでに、根の活着がうまくいかないと、
寒さによって枯れる可能性が高くなるので、植え付け適期内に植え付けましょう。

 

・追肥
タマネギ苗を植え付けた後、順調にいけば2週間ほどで根が活着します。
この時期に追肥をしておくことで、根の生育を促し、寒さに耐えられる状態を作れます。

 

追肥に使う肥料は、チッソ・リン酸・カリが同等のものがお勧めです。

 

選ぶのが難しい場合は、タマネギ用の肥料なども販売されているので、
そういったものを選ぶと安心です。

 

与える量は、1平米あたり40gが目安となります。

プランターなどの容器栽培の場合も、追肥の時期は同じです。

 

容器10リットルあたり4gを目安に、追肥しましょう。

 

 

雑草なども抜いていきましょう

 

 

・寒さ対策
タマネギは、比較的寒さに強い野菜です。

 

ただ、霜に頻繁に当たったり、強い寒風に当たったり、
はたまた土が凍るようなことが何度も起こると、
冬の間に株が傷んで枯れる原因となります。

 

霜や土が凍るのを防ぐなら、マルチがお勧めです。

栽培前から準備が可能であれば、黒色のビニールマルチを利用するのがお勧めです。

 

等間隔に穴があいているタイプなら、植え付ける時にも邪魔になりません。

 

他にも、敷きワラが便利です。

通気性も確保できるので、蒸れの心配がありませんし、栽培途中から設置でき、
かつ途中で不要になった場合には、取り除くことが可能です。

 

また、極早生品種の場合は、冬にも生育が必要となります。
12月に入って最高気温が15度を下回ったら、トンネルを設置します。

 

トンネルを設置することで、寒風や霜からタマネギを守り、
日中や夜間の低温を和らげることができるため、ゆっくりでも生育を続けられます。

 

ただし、日中の気温が高くなりそうな時は、裾を少しあけて換気するなどして、
トンネル内の温度を極端に高くしないよう注意します。

 

・水やり
気温は低いですが、雨が少なく、土が乾くこともあります。

 

特に容器栽培では、地植えよりも土の量が制限されているため、
意外と乾燥が進みます。

 

ただ、あまり大量の水はまだ必要としていません。
生育に必要な分があれば、問題なく生育できます。

 

過湿にならないように注意しましょう。

土の表面が乾いていても、少し深い場所は、まだ湿っていることが多いです。

 

土が乾いたなと感じてから、数日経ってから水やりをすると、ちょうど良いでしょう。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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