慶(THN147)
慶(THN147)
慶(THN147)は年明けまで貯蔵できる中生種で、
貯蔵中、貯蔵後も甘みが強く、食味が良い品種です。
中生種で特に貯蔵性が優れ、作りやすいです。
慶(THN147)の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[慶(THN147)]トーホク交配
■慶(THN147)の特徴
・暖地で5月下旬から収穫できる
暖地で5月下旬、中間地で6月上旬に収穫できる中生種です。
冷涼地では6月下旬に収穫ができます。
収穫期は一般的な中生種と同じくらいです。
・暖地から冷涼地まで栽培できる
栽培可能な地域は本州で、
暖地から冷涼地まで栽培できます。
雪が積もり、解けないような地域ではやや難しいです。
・葉が立性で広がらず、分球も少ない
タマネギの葉は広がる品種やスラっとした立性のものがあります。
慶は葉が立性なので広がらず、葉同士が絡まることが少ないです。
また、分球が少ないので育てやすいです。
・青切り、貯蔵後も甘い
葉がついたまま収穫する青切りで収穫すると甘みが強いです。
貯蔵後でも甘みが強いので、食味が良いです。
収穫直後から貯蔵中まで甘いタマネギを長く楽しむことができます。
・年明けまで貯蔵できる
中生種としては特に長く貯蔵することができ、
年明けから2月くらいまでは貯蔵することができます。
日の当たらない、風通しが良いところで保管したり、
吊り玉貯蔵をすると保管しやすいです。
吊り玉貯蔵をすると長く保管できます
■慶(THN147)の栽培のコツ
・種まきは9月中
種まきはどの地域も9月中には終えます。
冷涼地で9月上旬、中間地で9月中旬、暖地で9月下旬です。
タマネギの種まきは適期に行うのが基本です。
植え付けは11月上旬から11月下旬です。
種まきから約60日後に植え付けをします。
・早まき、肥料切れに気をつける
早まきはせず、適期に行います。
早まきをするとトウ立ちしやすくなるので気をつけます。
また、越冬後、肥料切れを起こすとトウ立ちしやすくなるので、
追肥も忘れずに行うようにします。
・追肥は植え付け後と越冬後に行う
基本的に追肥はタマネギの育て方に沿って行います。
1回目は植え付けてから2週間後、
その後は越冬後の2月と3月に行います。
中生種なので、止め肥は4月上旬です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期