七宝甘70
七宝甘70
七宝甘70は甘みが強い中生の黄タマネギです。
草勢が強く、病害にも強いので作りやすい品種です。
作りやすく多収も見込めます。
七宝甘70の特徴やそだてかた栽培のコツをご紹介します。
[七宝甘70]七宝交配
■七宝甘70の特徴
・病気に強い6月上中旬収穫の中生種
七宝甘70は暖地で6月上旬から収穫でき、
中間地で6月中旬に収穫ができる品種で熟期は中生です。
早ければ5月下旬から収穫ができます。
草勢が強く、病気にも強く、肥大性に優れる品種です。
病気は軟腐病、葉枯れ病に耐病性を持っています。
・秋まき栽培が一般的
9月に種まきをする秋まき栽培が一般的です。
タマネギの基本的な作型で育てることができます。
・2月に植え付ける作型にも対応
少し特殊な作型ですが、10月に種まきをし、
2月に植え付け、6月に収穫する作型も可能です。
この作型の場合、1月~2月に植え付けるので、冷涼地には不向きで、
暖地や中間地での栽培が適しています。
特殊な作型なので、挑戦してみても面白いです。
・大きいと400gにもなる
肥大性に優れるため、1玉が大きいです。
1玉が350gに揃い、大きいと400gにもなる超大玉です。
大きいので多収が見込めます。
・生でも甘く、辛みが少ない
美味しさを追求した品種なので、
水にさらさずとも甘く、そのまま食べることができます。
また、辛みを抑えているので食べやすいです。
■七宝甘70の栽培のコツ
・大苗は植え付けないようにする
種まきは適期に行い、大苗にしないようにします。
特に、生育が旺盛なので早まきを避け、適度な苗を作ることが重要です。
・チッソ過多にしない
元肥の段階からチッソ過多には注意します。
チッソが多いとより生育が旺盛になります。
どちらかというと、元肥より追肥を効かせるようにします。
・越冬後の追肥が重要
越冬後の1月、2月の追肥が特に重要になります。
追肥を遅れないようにし、肥大を助けます。
止め肥は3月中下旬で、それ以降には追肥をしないようにします。
3月下旬以降追肥をしてしまうと、腐敗の原因にもなります。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期