早次郎

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早次郎

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早次郎  C)北海道立総合研究機構

 

 

早次郎は北見交38号という系統名を持つタマネギ品種で、
北海道専用品種で、熟期は極早生です。

 

主に北海道で栽培されており、本州では種の入手が難しいです。
早次郎の特徴や栽培のコツをご紹介します。

 

 

[早次郎]

 

 

■早次郎の特徴

 

・3者共同開発で育成された品種
早次郎は収多郎と同時に開発され、
北海道北見農業試験場、ホクレン農業総合研究所、
サカタのタネの3者共同で開発されました。

 

早次郎の種子親は北海道北見農業試験場と、
ホクレン農業総合研究所が共同で育成したものを、
花粉親はサカタのタネが育成したものです。

 

この二つを交配し、育成されたのが早次郎です。

 

・北海道優良品種の一つ
北海道優良品種というものがあり、
これは北海道において農作物の中で優良な品種を認定することで、
品種名や特性を広く知ってもらうためのものです。

 

病害虫抵抗性や収量、品質など、
栽培するにあたって重要な特性が優れているものが登録されます。

 

早次郎は2007年にこの北海道優良品種に認定され、
2年後の2009年に品種登録されました。

 

・軟腐病に抵抗性を持つ
北海道で栽培する場合、春まき栽培で育てるのですが、
梅雨を挟んでしまうため、栽培期間中に長雨で土が過湿状態になってしまいます。

 

過湿状態になると軟腐病にかかりやすくなりますが、
軟腐病に抵抗性を持つように作られたので、軟腐病に抵抗性を持っています。

 

・初期生育が旺盛
生育初期の生育が旺盛で、
似た品種である北早生3号よりやや優れています。
草丈は高く、葉数も多いです。

 

 

■早次郎の栽培のコツ

 

・春まき栽培が基本
基本は2月下旬~3月上旬に種をまく春まき栽培で行います。
秋まき栽培には不向きな品種です。

 

2月下旬~3月上旬に種まきをするのは移植栽培ですが、
そのまま育てたい場合、
4月頃に種をまく直播き栽培でも育てることができます。

 

・収穫は7月中旬頃
極早生品種なので収穫が早いです。
肥大が始まるのが6月末、倒伏し始めるのが7月上旬頃、
収穫できるのが7月中旬頃です。

 

全体の8割が倒伏してから収穫すると確実です。
日持ちはしないので、なるべく早めに食べきるか、
少しずつ収穫をします。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 品種

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