泉州の力

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泉州の力

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泉州の力 C)高田種苗

 

 

泉州の力は暖地で早ければ5月下旬から収穫できる中晩生の黄タマネギ品種で、
特に肥大性が優れていて、
大玉に栽培する場合は500g以上にもなる超大玉のタマネギです。

 

泉州黄玉葱を元にして改良、開発された品種で、食味にも優れています。
泉州の力の特徴や育て方をご紹介します。

 

 

[泉州の力]高田交配

 

 

■泉州の力の特徴

 

・泉州黄玉葱系と親とするF1品種
泉州黄玉葱はなにわの伝統野菜の一つで、甘みがとても強く、
形が扁平形なのが特徴です。

 

泉州黄玉葱の中でも、大きく3品種に分かれます。

 

その3品種が、今井早生、貝塚早生、吉見早生と言われていて、
昔から受け継がれてきた品種です。

 

食味に優れますが、栽培が難しいことから一度は消えてしまいましたが、
改良されたことにより復活し、現在は伝統野菜として販売されています。

 

泉州の力は泉州黄玉葱を親として開発、改良されていて、
食味に優れていて、病害に強く、栽培もしやすいようになっています。

 

・熟期は中晩生で1球が500gにもなる
収穫時期は暖地で5月下旬から、中間地で6月、冷涼地で6月中下旬からです。

 

泉州の力で推奨されているのは暖地、中間地の作型なので、
冷涼地で栽培する場合は、少し難しくなるので、経験を積んでから栽培すると良いです。

 

肥大性は優れていて、マルチ栽培をすれば500g以上の超大玉になります。

 

大玉に仕上げることが出来る品種なので、
マルチ栽培をして超大玉を目指すというのも栽培の楽しみになります。

 

・鱗片に厚みがあってジューシーで食味に優れている
1球が大きいこともあって、鱗片は特に肉厚で、肉厚ながらも柔らかめで、
水分を多く含むため、ジューシーさもあります。

 

そのままタマネギの形を生かして煮込むのも良し、
厚めに切ってタマネギステーキにしても美味しく食べられます。

 

 

大きくしっかりとしていて料理に使いやすいタマネギです。

 

 

■泉州の力の栽培のコツ

 

・種まきは9月中下旬
基本的には、各地方に合ったタマネギの作型で育てます。
種まきは暖地で9月下旬、中間地で9月中旬、冷涼地で8月末から9月上旬が目安です。

 

種まきをしてから芽が出るまでは乾燥しないように管理して、丈夫な苗を作り、
11月上旬、11月下旬までに植え付けをします。

 

この時に、苗を大きくしすぎてしまうと、失敗の原因となるので注意します。

 

・大玉栽培は、マルチを使う
超大玉にしない場合はマルチを使わなくても栽培が出来ますが、
なるべくマルチを使うことによって土が保温され、苗の活着や生育もスムーズです。

 

また、マルチ栽培をすることで大きなタマネギを収穫しやすくなります。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 品種

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