清盛
清盛
清盛は耐寒性が強い早生品種で、
極早生品種に似たような食味を持っています。
1球は大きく、300g前後に揃い、形も良いため見た目が良いです。
清盛の特徴や育て方をご紹介します。
[清盛]小林種苗
■清盛の特徴
・耐寒性を持つ早生品種
熟期は早生で、基本の栽培適地は中間地と暖地です。
どちらも秋まき栽培で行えます。
耐寒性を持っているので、少し寒いような中間地でも栽培が出来ますが、
冷涼地では栽培が難しいです。
生育は旺盛で、栽培初期からトンネルなどの被覆資材を使うとよりよく育ちます。
収穫は暖地で4月上旬、中間地で4月下旬から収穫ができます。
・300g前後の大玉になり、締まりも良い
形は円に近い豊円形か球に近い形になり、
大きさは300g前後で、早生品種の中でも大玉になります。
大玉に揃うため収量性が高いです。
大玉になりますが肉質の締まりは良いです。
・極早生品種に似た食味
食味は極早生品種に似ており、
辛みが少なくて甘みがあります。
極早生品種よりは少し辛いですが、甘みがあるので、
生食でも美味しく食べられます。
水にさらすと、辛みがよりマイルドになり、食べやすくなります。
■清盛の栽培のコツ
・種まきは秋まき栽培の基本に沿って行う
中間地、暖地ともに秋まき栽培の基本に沿って栽培します。
中間地で9月上旬、暖地で9月中旬頃が種まきの適期です。
種まきが早すぎると苗が育ちすぎてしまい、
遅すぎると苗が小さいまま植え付けることになるので、種まきは適期に行います。
・チッソ、リン酸、カリの分量に注意する
元肥はチッソ、カリを控えめにし、リン酸は全量与えます。
リン酸は根の生育を助けるので、
植え付けてからすぐに追肥する場合、リン酸肥料を少し与えておくと良いです。
残りのチッソ、カリは追肥で与えるようにします。
・被覆資材を被せて生育を促進する
耐寒性が強い品種ですが、植え付けてから越冬まで、
トンネルなどの被覆資材を使うとより生長し、失敗なく栽培ができます。
・必要であれば水やりをする
越冬後、乾燥しすぎてしまうと球が十分に肥大しなくなるので、
乾燥してきたら水やりをして、球の肥大を助けます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
