甘早果
甘早果
甘早果(あすか)は国華園から販売されているタマネギ品種で、
超極早生で、甘みが特に強いタマネギです。
甘早果の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[甘早果]
■甘早果の特徴
・暖地で育てられる超極早生種
早くて3月中旬から収穫できる超極早生品種です。
暖地、一部の暖かい中間地で栽培することができます。
冷涼地では、生育不良になったり、枯れてしまうことがあるので、
家庭菜園では難易度が高いです。
暖地や中間地で育てるのが基本で、
トウ立ちや分球の発生も少ないので比較的育てやすいです。
・大玉に揃う
大きさは約250gになり、超極早生品種の中では大玉の部類です。
大玉でも食味や食感が変わらないです。
形はやや球形になり、しっかりとしています。
・甘くてジューシー
名前に「甘」とついているだけあって、とにかく甘いタマネギです。
辛みが少なく、生でも甘くジューシーな食感です。
加熱すると甘みが増し、調理法によっては砂糖が不要なくらいです。
・葉タマネギとしても食べれる
葉が細く、葉タマネギとして食べることも可能で、
その場合は本来の収穫時期よりも早く収穫します。
大体、2月頃が目安です、タマネギが肥大する前に収穫します。
■甘早果の栽培のコツ
・基本は極早生タマネギと一緒
基本的な栽培は、極早生タマネギの栽培と一緒です。
甘早果の場合、苗で販売されることが多いので、
植え付けは10月中下旬頃が目安です。
深植え、浅植えにならないように気をつけます。
・追肥は2回行う
早く年内に葉数を揃えるのが良品のポイントです。
1回目の追肥は12月に行い、葉数を確保します。
2回目の追肥は年が明けた後の2月に行い、遅すぎないようにします。
3月以降に肥料を与えてしまうと、腐敗や病害の原因になります。
・収穫
葉タマネギとして収穫するなら、2回目の追肥と同時期の2月が目安です。
肥大する前に収穫するのが葉タマネギです。
タマネギとして収穫する場合は早くて3月中旬から収穫できるので、
3月中下旬を目安としましょう。
実際の倒伏状況を見て収穫すると、失敗が少ないです。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期