豊泉玉葱
豊泉玉葱
豊泉玉葱は宝種苗株式会社の品種で、
貯蔵性が良い中晩生の黄タマネギ品種です。
トウ立ちが遅く、貯蔵中の病害に強いです。
豊泉玉葱の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[豊泉玉葱]宝種苗
■豊泉玉葱の特徴
・5月下旬~6月上旬から収穫できる
豊泉玉葱の栽培は暖地から冷涼地まで栽培することができ、
一番早い暖地で5月下旬から収穫できる中晩生品種です。
中間地で6月上旬、冷涼地で6月中旬から収穫できます。
熟期は一般的な中晩生種と同様の熟期です。
・秋まき栽培向き
基本は秋に種をまく、秋まき栽培に向いています。
9月に種まき、11月に植え付けをする作型です。
どの地域でも秋まき栽培で栽培することが可能です。
・貯蔵性が高く、3月末まで貯蔵可能
豊泉玉葱は貯蔵性に優れる品種で、長期の貯蔵が可能です。
収穫後、よく乾燥させたり、
吊り玉貯蔵でうまく貯蔵すれば3月末まで貯蔵できます。
貯蔵病害に強いため、貯蔵中、病害にかかることが少ないです。
・形が良く玉締まりも良い
形は円に近い豊円形です。
玉締まりが良く、皮が密着しています。
表皮は色が濃く、ツヤがあり、テリもあるので見栄えが美しいです。
炒めても揚げてもおいしい豊泉玉葱
■豊泉玉葱の栽培のコツ
・秋に種まきをする
冷涼地で8月下旬、中間地で9月上旬、暖地で9月中旬に種まきをします。
早まきは避けて、逆に遅まきも気をつけます。
早まきをすると大苗に育ってしまい、遅くまいてしまうと、
苗が十分育ちません。
種まき後は乾燥させないように管理します。
11月頃になったら丁度良い大きさの苗を植え付けます。
・元肥と追肥
元肥は基本通りに入れます。
追肥は2回~3回で、植え付けてから2週間後くらいに1回、
その後は越冬後2月、3月に2回目、3回目の追肥を行います。
3回目の追肥は遅すぎないようにし、止め肥は3月とします。
それ以降に肥料を与えないように忘れずに行います。
・収穫は倒伏しきってから
豊泉玉葱は、倒伏が始まるのが、収穫時期よりやや早いです。
倒伏しきってから収穫をすると確実に収穫できます。
収穫後は乾燥させ、貯蔵します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期