タマネギ いつまでもつ?
収穫したタマネギを吊るして保存します
タマネギは茶色い皮に包まれていて、
表面を見るだけではいつまで食べられるのか判断に困ることがあります。
もともと表面を乾燥させることで日持ち性を高めているので、
ある程度は保存も効きます。
ところが、タマネギの状態や保存環境によっては、
保存できる期間が異なる場合があります。
タマネギがいつまでもつのか、まとめました。
[タマネギ いつまでもつ?]
■タマネギはいつまでもつ?
スーパーで並んでいるタマネギは、丸ごとの状態であることがほとんどです。
表面に茶色い皮がついているものは、乾燥させているタマネギなので、
きちんとした状態で保存すれば、長持ちします。
ネットに入れて吊るすのも良いです
・常温
タマネギは常温での保存が可能です。
ただし、湿気や高温にはやや弱いので、できるだけ涼しくて風通しの良い、
湿気がこもらないような場所で保存するのが鉄則です。
冷蔵庫の野菜室は涼しくて良いだろうと感じますが、
実は湿度が高めに設定されていることが多いため、あまりお勧めできません。
常温で保存する時は、やはり吊った状態が一番風通しも良くなります。
1個ずつバラバラの状態でネットに入れて吊るしたり、
紐で結って吊り下げられるようにしておくのも良いでしょう。
ネットに入れて吊るす場合は、
1袋にあまりたくさんのタマネギを入れないのがポイントです。
1袋にたくさんタマネギを入れると、下の方のタマネギに加重がかかりすぎてしまい、
つぶれたり傷んだりする原因となります。
吊る場所が確保できない場合は、同じく暗くて涼しい場所に、
木箱や段ボールなどに入れて置いておくと良いでしょう。
常温では、1ヶ月~2ヶ月くらいが保存の目安となります。
切ったタマネギは、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室に
・冷蔵
一度切ってしまったタマネギは、冷蔵で保存するようにします。
皮を剥いて半分だけ使ったものは、ラップに包んで冷蔵庫の野菜室などに入れておきます。
また、スライスやみじん切りなど、細かく切ってあるものは、
タッパーや保存袋などに入れて密閉し、冷蔵庫に入れておきます。
細かく切ったタマネギは、断面から劣化していくので、
できるだけ早く使い切るようにします。
半分に切ったものは1週間、
スライスやみじん切りにしたものは2日~4日が保存の目安となります。
スライスやみじん切りは、保存袋に入れて冷凍します
・冷凍
タマネギがたくさんある時は、冷凍しておくのもお勧めです。
スライスやみじん切りなど、料理に使いやすいように切っておき、
保存袋に入れて冷凍しておきます。
料理に使う時は、凍ったまま使うようにします。
ただ、冷凍すると食感が変わるので、生食には向かなくなります。
冷凍した場合、1ヶ月~2ヶ月が保存の目安となります。
加熱調理して冷凍すれば、3ヶ月ほどは保存ができるようになります。
■新タマネギはいつまでもつ?
新タマネギは普通のタマネギと違い、乾燥させていないため、
表面の皮が茶色くなっていません。
乾燥させていないので水分の含有量が多いのが特徴で、
甘みも強く生食に向きます。
ところが、水分が多いために、乾燥したタマネギよりも傷みやすく、
湿気によってカビがはえたり腐敗したりします。
また、表面に茶色い皮がないため、
そのままで置いておくと表面からどんどん水分が抜けて、乾燥していきます。
常温での保存にはあまり向かないので、冷蔵庫の野菜室に入れて保存します。
乾燥を予防するために、ビニール袋に入れておくと良いでしょう。
新タマネギの場合は、冷蔵なら1週間~2週間、
冷凍なら1ヶ月~2ヶ月が保存の目安となります。
リンゴから出るエチレンガスで、タマネギの芽が出やすくなります
■保存期限内でも要注意
まだまだ保存できると思っていても、ちょっとしたことで傷みが進む場合があります。
タマネギを触った時にぶよぶよと柔らかくなっていたり、変な臭いがする場合は、
そのまま処分します。
もし表面には異常がなくても、切った時に内部が茶色く変色していたら、
内側から傷んできている証拠です。
変色した部分を取り除いて使うこともできますが、不安なら処分してしまいましょう。
また、リンゴと同じ場所に保存していると、
リンゴから出るエチレンガスの影響で、タマネギの芽が出やすくなります。
青々とした芽が出てくると、タマネギの内部はやせてしまうので、
食べるのには適さなくなります。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期