タマネギ 辛味抜き
タマネギは生で食べると、シャキシャキとした食感がとてもおいしいです
他の野菜と合わせてサラダにしたり、肉料理の下に敷いて一緒に食べると、
消化も促してくれます。
そんなタマネギですが、どうしても特有の辛味が苦手、という方がいます。
辛味が少なければもっと食べる機会も増えるのに……、
そんな方に、タマネギの辛味を抜く方法をご紹介します。
[タマネギ 辛味抜き]
■時間と手間をかける辛味抜き
タマネギの辛味の元となる成分は、硫化アリルと呼ばれるものです。
この硫化アリルをうまく抜くことで、辛みを軽減することができます。
時間や手間が少しかかりますが、とても簡単な辛味抜きの方法があります。
・切り方を工夫する
タマネギの辛味成分は、タマネギの細胞を壊すことで外に漏れやすくなります。
そのため、繊維を断ち切ってスライスした方が、
辛味成分を抜きやすくすることができるのです。
通常、タマネギスライスといえば繊維に沿って薄切りにすることが多いと思いますが、
細胞を壊すために、いつもと方向を90度変えて、繊維を断ち切るように切ります。
この時、できるだけ薄く切ることも、辛味を抑えるポイントです。
・空気に触れさせる
タマネギの辛味成分は、揮発性が高いため、
空気に触れさせることでも辛味成分を軽減することができます。
スライスしたタマネギを、できるだけ重ならないように広げ、15分以上置くだけです。
この時、ラップなどをすると揮発しにくくなるので、
必ず上に何もかけないようにします。
時間は15分以上が目安となるのですが、
辛味を極限まで抜きたいという場合は、1時間は放置しておくようにします。
水にさらす方法と違い、時間はかかりますが栄養成分が抜けるのを防げます。
■時短の辛味抜き
空気に触れさせるのが良いことは分かるものの、
忙しい時間帯なので短時間にしたい! という時には、
時短の辛味抜きも試してみてください。
・塩もみする
スライスしたタマネギに塩をまぶし、軽く揉んでから流水で塩を流します。
この時、布巾やガーゼなどに塩もみしたタマネギを包み、
流水の中で揉みながら塩を流すという方法もあります。
いずれにしても水に触れるので、多少はタマネギの成分が流れることがありますが、
短時間で辛味が抜け、しかもしっかりと抜ける方法です。
流水に流すものの、塩味がほんのりとつくので、
下味をつけておいても問題のない料理に使う時にお勧めです。
流水をかけた後は、しっかりと水を切ってから、
キッチンペーパーなどで水分をふき取るようにすると、水っぽくならずに済みます。
タマネギ嫌いが治ります
・酢水につける
スライスしたタマネギを、酢を加えた水にさらすと、短時間で辛味が抜けます。
酢水は、300ccの水に大さじ1くらいの酢を加えたものを使います。
つけておく時間は5分ほどで、ある程度の辛味が抜けます。
ただ、酢水とはいえ水にさらすのとほぼ同じ条件なので、
タマネギの成分が流れ出てしまいます。
酢の味はそれほど残りませんが、酢水から出した後は、水にさらした時と同じ用に、
水をしっかり切ってキッチンペーパーなどでふき取っておくようにしましょう。
・レンジでチンする
スライスしたタマネギを皿などに広げ、30秒~1分ほどレンジにかけるだけの方法です。
軽く温めることにより、タマネギの辛味成分が揮発しやすくなります。
かかる時間が最も短く、しかも成分が抜けにくいのは嬉しいポイントです。
水に触れないので成分が流れ出てしまうことはありませんが、
軽く火が通った状態になるので、
完全に生のタマネギスライスと比べると、少し食感が劣ります。
また、熱々ではないものの、温まった状態になるため、
そのまま放置しているとどんどん火が入ってしまいます。
レンジにかけた後、すぐに生野菜と混ぜると、
他の野菜にも中途半端に熱が入ることがあるので、きちんと冷ますようにします。
レンジにかけた後、さっとだけ水をかけて冷やし、
直後にキッチンペーパーなどで水分をよくふき取っておきます。
こうすることでタマネギが冷え、柔らかくなった食感が少しだけパリッとします。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期