タマネギ ホウ素欠乏症
タマネギは栽培期間が長いものの、栽培中に必要となる作業が少ないため、
栽培が初めてという方でもとっつきやすい野菜です。
基本的には性質も丈夫で育てやすいのがタマネギの良いところですが、
管理方法や栽培環境によっては、不調を起こすことがあります。
中でも、ホウ素が不足した時にホウ素欠乏症と呼ばれる生理障害が起こりますが、
このホウ素欠乏症とはどのような生理障害なのでしょうか。
ホウ素欠乏症の症状や原因、対策をまとめました。
タマネギ 種まき時期
タマネギ、苗の植え付け
タマネギを育てる時、苗から始めるという方が多いですが、
中には毎年種から育てているという方もいます。
植え付ける数が多いと、苗から育てるより種から育てた方がコストの軽減ができる上、
自身の手で育てるので安心感が違います。
タマネギを種から育てる場合、種まき時期はいつ頃になるのでしょうか。
タマネギ栽培 暖地
タマネギを種から育てられたら、一人前だそうです!
タマネギを育てる時、暖地か寒冷地かで、
育て方にやや違いがあります。
とくに種から育てる場合には、気をつけてあげたいことがあります。
日本は地域によって、暖地・温暖地(中間地)・寒冷地に分けられます。
沖縄や九州などの暖かい場所は暖地、
関東や近畿などは温暖地(中間地)、
東北や北海道などは寒冷地、
というように、その地域の気候によって異なります。
暖地や温暖地(中間地)では、晩秋に苗を植え付けて育てる作型で、
タマネギを育てることができます。
育て方も基本に忠実に育てて問題ありませんが、
いくつかコツがあります。
タマネギ栽培 寒冷地
北海道北見のタマネギ畑
タマネギ栽培は、暖地での栽培と寒冷地とでは、
少し違いがあります。
暖地では、秋に種を播いて初夏に収穫する、
一般的な作型で育てるのが基本です。
寒冷地では、秋に種を播く暖地と同じ作型で育てるパターンと、
春に種を播いて夏に収穫するパターンの2通りがあります。
タマネギ 長日刺激
タマネギの球が肥大するには、長日刺激によるホルモン低下が必要です
そのため、長日刺激がうまく受けられなかったり、
ホルモン低下による作用が出ないと、球が肥大せず青立ち状態となります。
これは貯蔵の効く晩生タイプでも、春に収穫できる極早生や早生のタイプでも、
冬に収穫できるホームタマネギでも同じです。
きちんと肥大し、丸々と肥ったタマネギを収穫するために、
長日刺激とホルモンの作用を覚えておくと良いです。