タマネギ 種まき時期
タマネギ、苗の植え付け
タマネギを育てる時、苗から始めるという方が多いですが、
中には毎年種から育てているという方もいます。
植え付ける数が多いと、苗から育てるより種から育てた方がコストの軽減ができる上、
自身の手で育てるので安心感が違います。
タマネギを種から育てる場合、種まき時期はいつ頃になるのでしょうか。
[タマネギ 種まき時期]
■タマネギ 種まき時期
タマネギを苗から育てるのであれば、苗の植え付け適期は11月～12月上旬とされています。
種からタマネギを育てるのであれば、当然、
それよりも早い時期に種まきを済ませる必要があります。
タマネギの育苗期間は、1ヶ月半～2ヶ月ほど必要だといわれています。
また、品種ごとに持っている早晩性によって、植え付け適期も微妙に違ってくるので、
それに合わせた種まきを行うようにします。
・超極早生
超極早生のタマネギは、植え付け適期も最も早い10月下旬～11月上旬となるため、
種まきも早いうちに行います。
種まきの適期は、8月下旬～9月上旬が目安となります。
まだ暑い時期でもあるので、種まきから発芽までの間は、乾燥させないように注意します。
・極早生
極早生も、超極早生と同じく早いタイミングに植え付けを行います。
苗の植え付け時期は11月上旬～11月中旬となります。
それよりも2ヶ月ほど早く種を播くので、種まきは9月上旬～9月中旬となります。
・早生
早生は、植え付け時期は極早生とあまり変わらず、11月上旬～11月中旬となります。
極早生よりも球が熟すまでに少し時間がかかるので、
収穫は4月下旬～5月上旬となります。
夏野菜の植え付け時期と重なるか重ならないかの微妙な時期に収穫となるので、
スペースに余裕がない場合は極早生を栽培するのがお勧めです。
種まきは、極早生と同じ9月上旬～9月中旬となります。
直植え、ポット植え、ポット・セルトレーなどに種を播きます
・中生
早生よりも植え付け時期が少し遅くなるので、中生や中晩生といった品種です。
植え付け時期が11月下旬～12月上旬なので、
かなり寒さを感じるようになってから、植え付けに入ります。
その分、種まきの時期も遅く、9月中旬～9月下旬となります。
あまり遅くに種を播くと、寒くなって生育が鈍くなる分、
植え付け適期に間に合わなくなることがあるので、適期をはずさないように注意します。
・晩生
たくさんあるタマネギ品種の中でも、
晩生は限られた地域で栽培されることが多い品種です。
というのも、タマネギは気温が高くなってくると休眠に入ります。
晩生種は熟期が遅いため、
中間地や暖地では球が大きくなる前に気温が上がってしまい、収量が激減します。
そのため、晩生種は寒地で栽培されることが多く、作型も通常の秋まき栽培とは異なり、
春に種を播いて育て、夏の終わりから秋に収穫する作型となります。
苗の植え付け時期は5月中旬となるので、種まきは3月中旬に行います。
この時期、まだ気温が低くて苗の生育が悪くなりやすいので、
トンネルやハウスなどを利用して、保温しながら育苗するのが基本となります。
タマネギ苗、活着したようです
・ホームタマネギ（オニオンセット）
ホームタマネギは通常のタマネギ栽培とは違い、春に種を播いて夏前に収穫し、
休眠状態で夏を越してから再び植え付けを行います。
夏前に収穫する時、株元の球はすでに小さく肥大しているので、
それを植え付けることによって、通常よりも早く生長させることができるという栽培法です。
うまく管理すれば、年内には収穫が可能になるので、
真冬に新タマネギが食べられるとして、注目されています。
春に種を播くので、晩生種の春まき栽培と種まき時期が似ていますが、
熟期がまったく異なるため、育て方も変わります。
ホームタマネギに使われる品種は、超極早生や極早生の品種が多く、
種まきから2ヶ月ほど経った頃には、もう球が直径2ｃｍ～3ｃｍほどに成長します。
秋に植え付けて育てる場合とは異なり、
春まきは気温が少しずつ上がって生育が止まらない分、生長も早いのでしょう。
ホームタマネギの種球として育てる場合、種まきは3月中旬が基準となります。
まだ寒さが残っている時期なので、トンネルなどを利用し、
保温しながら育てるのがお勧めです。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
