タマネギ 植え付け失敗

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タマネギ 植え付け失敗

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せっかく植えたタマネギ苗が倒れたら残念です

 

 

Q:タマネギを何年か育てていますが、

毎年苗を植え付けた後、1/3ほどは倒れてしまいます。

タマネギ苗の植え付けに失敗する原因は、何かありますか?

 

A:害虫被害かもしれませんの可能性があります。

 

 

[タマネギ 植え付け失敗]

 

 

タマネギの苗は、植え付ける時はとても細く頼りなく見えます。

 

けれど、植え付けの適期を守って、良い苗を植え付け、
植え付けも基本に沿って行えば、多くが倒れてしまうという事態にはなりません。

 

植え付けた苗の1/3ほどが倒れてしまい、
そのほかはきちんと育っていることを考えると、
おそらく植え付け方が悪いというわけではないようです。

 

考えられる原因は、害虫による被害です。

 

栽培初期に苗が倒れてしまう害虫被害の特徴と、
倒れてしまった苗の部分をどうするかをまとめました。

 

・苗が倒れる原因
植え付けて間もない苗が倒れてしまう原因は、
植え付け方の不良と害虫被害が考えられます。

 

倒れている苗をよく観察し、何が原因で倒れてしまったのかをまずチェックします。

 

もし倒れた苗の根や軸、葉の部分が健全できちんと残っており、
食害痕がないのであれば、
植え付けた時に極端に浅かったことが考えられます。

 

この場合は、植え付け方を見直し、正しい植え付け方をおさらいしておきましょう。

 

倒れた苗の地際付近がちぎれていたり、かじられたような痕がある場合、
あるいは根の近くや根に食害痕がある場合は、害虫が原因です。

 

タマネギは丈夫な野菜ですが、まだ弱く小さい苗のうちに害虫被害にあうと、
その後の生育に大きく影響します。

 

特にネキリムシの被害にあうと、地際の細い部分がちぎれて倒れるので、
回復の見込みがなくなります。

 

ネキリムシが原因の場合、被害が出た株のすぐ近くの土の中や株元に、
食害したイモムシが潜んでいる場合が多いです。

 

被害が出たらすぐに株元やあたりを見回り、捕殺します。

 

また、何年も同じ被害が出ている場合は、
植え付け前から工夫しておくのがお勧めです。

 

栽培に使用する土を、太陽光などを使って熱消毒しておきます。

 

さらに、植え付け時に「ダイアジノン粒剤3」を、
1平米あたり10gほど加えて土に混ぜ込んでおくと、予防になります。

 

・間に合うのであれば植え直しを
ネキリムシの被害が出るのは、植え付けから10日以内が最も多いです。

 

植え付けたばかりの苗が倒れていると、かなりショックを受けますが、
植え付けから間があいていない分、植え直しも可能です。

 

最初に植え付けた苗より、少々遅れた定植にはなりますが、
ギリギリ植え直しが間に合う可能性が高いです。

 

被害が出たエリアは、くまなく見回りをして、ネキリムシがいないかを確認します。
犯人を見つけたらすぐに捕殺して、次の被害が出ないようにします。

 

空いた部分に新しい苗を植え付けることで、収量が激減するのを防ぎます。

 

ただし、植え直しの時期によっては、
植え付けが遅すぎてうまく育たない場合もあります。

 

また、新たに苗を購入するのが難しい時期でもあるので、
最初から少し多めに苗を購入し、
植え付けきれなかった分は畑の隅にまとめて植えて保存します。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 料理

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