タマネギ栽培 1月
1月は、2回目の追肥の時期です、忘れずに!
タマネギ栽培は、晩秋に植え付けた苗が、初夏になってようやく収穫できます。
野菜の中でも、栽培期間が長いものの1つです。
似たような生育をするニンニクは、真冬は休眠することがほとんどですが、
タマネギは休眠期間というものがほとんどありません。
寒い冬をじっと耐えて過ごします。
そんなタマネギ栽培で、1月にできることは何なのでしょうか。
[タマネギ栽培 1月]
■1月のタマネギ
12月上旬までに植え付けられたタマネギ苗も、
根が活着して、葉数が少し増えている頃です。
ただ、1月の寒さの中では、生育はほとんど見られません。
それでも、生育できる気温になった時に、再び生育を始められるよう、
タマネギ自身も準備している時です。
植え付けた時は、葉が2枚前後だったものが、
この時期には3枚~4枚くらいに増えています。
寒風や霜によって、葉先が少し枯れてくることがありますが、
進行しないのであれば、問題ありません。
何も対策をしていないと、そのまま葉枯れ症状が進行したり、
根や球部分が傷む可能性が出てきます。
マルチやトンネルなどを利用し、タマネギが傷まないようにしておきましょう。
マルチとトンネルで防寒、このくらいの傷みは回復できます
■1月の作業
・追肥
タマネギ苗を植え付けた後、2週間後に1回目の追肥があります。
1月は、2回目の追肥の時期です。
1月中旬頃、2回目の追肥をしましょう。
追肥の使う肥料は、1回目の時と同じで構いません。
地植えの場合は、1平米あたり40gが目安となります。
容器栽培の場合は、10リットルあたる4gが目安です。
・水やり
寒い時期ではありますが、土が乾燥してきたら、水やりが必要になります。
タマネギ自身はあまり生育していませんが、土が過度に乾燥していると、
せっかく追肥しても、肥料の効きが悪くなります。
また、過乾燥によって根や葉の水分が抜けてしまい、傷むこともあります。
反対に、水を与えすぎるのも良くありません。
過湿は冬の間の枯死や、春以降の病気まん延の原因になりかねません。
土が乾いたなと感じてから、数日経ってから水やりを行うのがお勧めです。
水やりを行う時間帯は、午前中が良いでしょう。
午後の遅い時間に水やりを行うと、
夜間の冷え込みによって、土が凍る原因となります。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期