タマネギ栽培 11月
タマネギ苗の植え付け
タマネギ栽培といえば、11月が植え付け時期となるため、
11月は、タマネギを元気に生長させるために、とても重要な季節です。
良い苗を選んで適期に植え付けることで、栽培の成功率も上がります。
ホームタマネギを栽培している方にとっては、
この時期はすでに栽培終盤に入ってくる頃です。
タマネギの栽培方法に合わせた管理を心掛けましょう。
[タマネギ栽培 11月]
■11月のタマネギ
ホームタマネギ、球が肥大しています
ホームタマネギを育てている場合、そろそろ球の肥大が見えてくる時期です。
早ければ、もう収穫に近づいている頃でしょう。
地上部の葉もよく茂り、地際の球が丸く大きくなってくると、ワクワクしてきます。
ホームタマネギは、栽培期間が短い分、
ちょっとしたことで栽培に失敗することも多く、難易度は高めです。
だからこそ、この時期にも気を抜かず、ホームタマネギの手入れをしましょう。
良いタマネギ苗を適期に植え付けるのが成功の鍵です
タマネギの苗から栽培する場合、11月が植え付けの適期となる場合がほとんどです。
もちろん、同じ11月内といっても、栽培する地域や品種によって、
少しずつ植え付けの適期が変わってきます。
できるだけ植え付け適期に合わせて作業を行い、年内の活着を促します。
■11月の作業
ホームタマネギの収穫! トロッとしていて甘みがあり格別です
・ホームタマネギの管理
ホームタマネギは、早ければ11月中旬頃から収穫が始まります。
球がしっかりと肥大し、葉が倒れたものは収穫適期です。
葉が倒れてから、1週間ほど待ってから収穫するのもお勧めです。
葉が倒れていないものの中でも、球が小さく生育が悪いものに関しては、
待っていても倒れない可能性が高いです。
葉が倒れず、青い状態のまま残ることを青立ちと呼びます。
青立ち状態となったタマネギは、春にトウ立ちや分球してしまう可能性が高いので、
春までに収穫してしまいましょう。
球の肥大が悪くても、葉が柔らかくておいしいので、
葉タマネギとして楽しむことができます。
収穫したホームタマネギは、新タマネギとして楽しめます。
黄タマネギほど貯蔵性は高くありませんが、
真冬に新タマネギが楽しめるのも、栽培した人の特典です。
おいしいうちに消費しましょう。
・苗の選別
タマネギ苗から栽培するなら、11月定植の適期です。
定植の前に、苗の選別を行いましょう。
購入した苗でも、自分で育苗した苗でも、
すべての苗が良い状態とは限りません。
病害虫の兆候が出ているものは当然避けますが、
それ以外にも、定植に向かない苗はありません。
良い苗の条件を満たしたものを優先的に植え付けましょう。
良い苗の選び方の詳しい条件は、こちらにあります。
ぜひ参考にしてください。
・苗の植え付け
タマネギの苗は、葉も細く根も少ないため、とても頼りないように見えます。
実際、適当に植え付けても、すぐに倒れて根が浮き上がり、
傷む原因になることも少なくありません。
選別した苗のうち、良いものから優先的に植え付けます。
この時、植え穴をあけますが、根がおさまりにくいからといって、
ぐるぐる巻きにしないよう注意します。
根が巻いてしまうと、養水分や酸素の吸収がうまくいかず、
傷む原因となります。
苗を植え付けた後、いくらか苗が残ることがあります。
別の場所に植え付けるのも良いですが、
数があまりにも少ないのであれば、予備として置いておくのもお勧めです。
定植後に苗が枯れたり、害虫の被害にあうこともあります。
その場合に、空いた位置に新しい苗を早めに植え付けることで、
他と大差なく育てることができます。
タマネギの苗を植え付ける時の詳しい方法は、こちらに書いています。
・定植後の管理
苗の植え付けが終わった後は、水をたっぷり与えておきます。
最初はあまり水を要求しませんが、天気の良い日が続いたりすると、
土が乾きやすいこともあります。
ただ、気温もずいぶんと下がっている時期なので、
表面が乾いているからといって、すぐに水やりを行うのは危険です。
表面が乾いていても、少し掘ったところはまだ湿っていることがあります。
そのような状態で水を与えると、過湿となって根が呼吸できなくなり、傷みます。
土の表面が乾いたなと感じてから、数日経ってから水を与えるのがお勧めです。
また、根が絡まない位置の土を少し掘ってみて、乾いているなら与えるようにします。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期