タマネギ栽培 5月
5月のタマネギ畑
タマネギ栽培では、5月~6月が収穫期になることが多いです。
早生種であれば5月から、中生や中晩生なら6月から収穫できます。
収穫期は近いですが、できることはあります。
また、収穫した後にもやっておきたいことがあるので、ご紹介します。
[タマネギ栽培 5月]
■5月のタマネギ
タマネギの生育も、5月ともなれば終盤です。
極早生種は、すでに4月下旬頃から収穫が始まっていますが、
5月中旬以降は、早生種も収穫時期に入ってきます。
苗を植え付けた時には、葉が数枚しかなく、弱々しい姿をしていたタマネギも、
5月には葉数もかなり増え、ずいぶんと立派な姿になってきます。
順調に育っていれば、球部分も肥大し、大きくなっています。
収穫間近とはいえ、最後の最後まで気を抜かずに管理を続けましょう。
また、収穫を終えた後も、タマネギは貯蔵ができます。
きちんとした手順を踏めば、貯蔵性も高まります。
■5月の作業
・水やり
収穫の時までは、過乾燥にならないように注意します。
タマネギは、葉が倒れた後も球を緩やかに肥大させているといいます。
収穫する日を決めていて、その日に向かって水を切るのは構いませんが、
そうでないのであれば、葉が倒れるまでは通常の水管理を続けた方が良いでしょう。
ただし、過湿には注意します。
収穫する時は、土が乾いている方がタマネギに付着する汚れも少なくなりますし、
乾燥もしやすく、その後の貯蔵性も良くなります。
・収穫
タマネギの葉が倒れたら、収穫のサインです。
葉が倒れたものから順番に収穫していっても良いですし、
全体の8割ほどが倒れてから、いっせいに収穫するのも良いでしょう。
タマネギの葉が倒れた後も、1週間ほどは生育を続けているといわれています。
最大限まで肥大させたいのであれば、葉が倒れてから1週間ほど経ってから収穫すると、
一番大きい状態で収穫できることになります。
ただ、タマネギは収穫後に乾燥する工程があるので、
葉が倒れてから1週間後か、雨が降らない日が数日以上続く日ならば、
晴れが続く日を選んだ方が貯蔵性は高くなります。
また、タマネギを畑に置きすぎると、葉の黄変が目立つようになります。
こうなると、今度は貯蔵性が低下する原因となるので、
倒れてからあまり長く置かず、早めに収穫しましょう。
タマネギは根が浅いので、収穫する時は、倒れた基部を握って引き抜けば、
簡単に収穫ができます。
タマネギの詳しい収穫方法は、こちらにあります。
ぜひ参考にしてください。
・収穫後の管理
収穫したてのタマネギは、皮や葉もまだ水分が残っています。
その状態ですぐに貯蔵場所に移すと、水分が多すぎてカビや傷みの原因になります。
収穫した日が晴れているのであれば、
収穫後は半日~1日ほど畑に置き、天日干しします。
これによって、球の表皮の余分な水分が抜けます。
また、根や葉も水分を失い、加工しやすくなります。
あまり長期間天日干ししていると、今度は球の内部の水分が抜けてしまうので、
短期間で済ませるのが一般的です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期