タマネギ収穫 硬い

タマネギ栽培.com

タマネギ収穫 硬い

読了までの目安時間:約 5分

 

スポンサードリンク


タマネギ、待ちに待った収穫です

 

 

タマネギは栽培期間が長い分、収穫する時はとてもワクワクします。

 

長い間育ててきたタマネギが無事に収穫できると、
次は収穫したタマネギを食べて楽しむ喜びがあります。

 

ところが、いざ食べようとすると、なぜか硬くて食べにくいことがあります。
収穫したタマネギが硬いのには、何か理由があるのでしょうか。

 

 

[タマネギ収穫 硬い]

 

 

■タマネギ収穫 硬い

 

・トウ立ち、分球した
タマネギを切った時、中心部分が硬いことがあります。
これは、そのタマネギがトウ立ちか分球した可能性が高いです。

 

タマネギ栽培で多い失敗が、トウ立ちと分球です。
植え付ける時の苗が大きかったり、肥料が最初に効きすぎたりすることによって、
育ちすぎた状態で越冬します。

 

春になって気温が上がってくると、大きく育ったタマネギは球を肥らせるよりも、
子孫を残そうとして、トウ立ちをしたり分球したりします。

 

トウ立ちすると、株の中心から花茎が伸びてきて、先端に花が咲きます。
いわゆるネギ坊主と呼ばれるタイプの花で、小花がたくさん集まっているのが特徴です。

 

株の中心から花茎が伸びるため、

花茎を切ったとしても球の中心に花茎が残り、中心が硬くなります。

 

分球した場合、球が複数に割れてしまいます。
分かれた球と球の間は非常に窮屈なため、触れていた部分が硬くなります。

 

もちろん、どちらも硬い部分を取り除けば、食べることは可能です。

けれど、正常なタマネギに比べると可食部分が減るため、
結果として収量が落ちることになります。

 

 

葉緑素が増えているのか、心配です

 

 

・葉緑素が増えた
収穫したタマネギの皮を剥いてみると、本来白いはずの球部分が、
緑色になっていることがあります。

 

緑色の層は白い部分に比べて硬く、水分が抜けて薄くなっていたり、
シワが寄っていることもあります。

 

本来白いはずのタマネギが緑色になるのは、タマネギの球部分が葉の一部であるためです。

 

葉には葉緑素と呼ばれる組織があります。
光に当たることで葉緑素が増え、白いタマネギが緑色になるのです。

 

葉緑素が増えた部分は、緑色になり、全体的に繊維が強くなり、硬くなります。
また、水分も減っていくので、他の層に比べて薄くなり、細かいシワが寄ります。

 

この緑色になった部分に光が当たり続けると、
どんどん水分がなくなって層が薄くなります。

 

その後、水分がなくなって乾燥してくると、今度は茶色っぽい色に変化します。
こうなったら、普段よく見る黄タマネギの表皮と変わらなくなります。

 

黄タマネギの表面は茶色く、皮だと思われていることが多いですが、
実はこれも内側の層と同じ葉の部分なのです。

 

薄く乾燥して茶色くなることで、外気からの影響を内側の層が受けないようにし、
保存性を高めています。

 

とはいえ、タマネギの一部ということに変わりはないので、食べることは可能です。

白い部分よりも硬いので、火の通りが悪く、加熱時間が長くなります。
また、包丁で切る時に繊維が強すぎて、切りにくいと感じることもあります。

 

食べても害にはなりませんが、食感が悪いことも多いので、
気になる場合は取り除いて料理に使用します。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



スポンサードリンク

 

タグ : 

タマネギ栽培 Q&A

人気の記事