タマネギ 枯れる理由は?
タマネギの葉が黄色くなり、枯れたように見えるのは?
タマネギが枯れるのは生理的なもの、
病害虫によるものなどいろいろな理由があります。
適切な対処をすれば、間に合うケースも多いです。
[タマネギ 枯れる理由は?]
■タマネギ 枯れる理由は?
1.生理的な現象
タマネギの葉は、新しい葉が生えてくると、
先に生えた葉がしおれてやがて枯れてしまいます。
タマネギの苗が太く育つまで続く現象です。
苗がまだ細い時に葉が枯れてしまうと驚いてしまいますが、
生理的なものなので心配いりません。
また、タマネギは気温が低くなると、
ぐったりとしてしまうことがあります。
心配になりますが根が張っていれば大丈夫です。
春になって気温が上がれば再び元気になり、生長をはじめます。
こちらは、生理的な枯れです
2.苗の植え付け時期が遅い
苗の植え付けが遅く、
植え付け後すぐに寒くなってしまうと枯れることがあります。
タマネギは11月下旬に苗を植え付け、
冬を越して春に球の肥大をはじめます。
根が充分に張らない状態で霜に当たるなど、
極度な低温にさらされると枯れることがあります。
また、地面が凍結した時に、
根が地面から持ち上げられてしまうこともあります。
苗の植え付け時期が遅れないように注意が必要です。
3.苗の根を傷めた
タマネギは苗を育てるか購入して畑に植え付けを行います。
自分で苗を育て、畑に定植するときは、一度掘り上げますね。
この時に、根を切ってしまうとその後の生育が悪くなります。
苗を育てている間は、根が乾かないように水切れに注意が必要です。
苗を掘り上げる前には特に充分に水を与えて根を伸ばしておきます。
そして根を傷めないように慎重に作業を行います。
苗の植え付け方
4.苗の植え付け方が悪い
タマネギの苗を植え付ける時は、
深植えをしないように注意が必要です。
深植えをすると、新しい葉が生えてくるところから水が入り、
生長点が腐ってしまうことがあります。
寒さにあうと、このように枯れてきます
5.水切れ・肥料切れ
苗を植え付けた後は、定期的に追肥が必要です。
また、晴天が続いて畑が乾燥していたら、水やりを行う必要があります。
極端な肥料切れや水切れが続くと、苗が枯れてしまうことがあります。
6.病害虫によるもの
タマネギが病気にかかり、枯れてしまうことがあります。
病気による被害には、次のようなものがあります。
・灰色かび病
・萎黄病
・白色疫病
病気の発生は、連作を避け、排水を良くし、適切な施肥と水やりで防ぎます。
病気が発生した時は、早めに被害にあった株を取り除き処分しましょう。
タマネギは虫による被害を受けることもあります。
タマネギバエやネギアザミウマの発生に注意が必要です。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期