タマネギ 葉 波打つ

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タマネギ 葉 波打つ

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Q:タマネギを育てているのですが、
春になって葉の表面が波打つ症状が出るようになりました。

 

調べてみると萎縮病が疑われるとのことですが、
これは本当に軟腐病なのですか?

 

A:波打つ症状は、萎縮病か肥料過多が多いです。

 

 

[タマネギ 葉 波打つ]

 

 

タマネギは本来、とても丈夫で育てやすい野菜です。

 

ところが、栽培環境や管理法、その年の気候によって、
病気や不調が出ることがあります。

 

葉が波打つという症状は、タマネギ栽培中に起こりやすい症状の1つです。
原因として考えられるのは、調べて出てきた通り萎縮病です。

 

ただ、考えられる原因は萎縮病だけでなく、肥料過多の可能性もあります。

 

萎縮病と肥料過多のどちらが原因で起こっている症状なのか、
それぞれを詳しく知ると判断しやすくなります。

 

・萎縮病
タマネギが萎縮病にかかっている場合、
目立つ症状としては葉の波打ちがありますが、
波打つのと一緒に他の症状も出ます。

 

葉に黄色っぽい病斑が出たり、線状に黄変したりといった症状が多く、
他にも生育不良や球の肥大不良、萎れなども確認できます。

 

さらに、葉先が枯れこんできたり、株全体が黄化して萎縮し、
分球症状が出る場合もあるようです。

 

症状が一度にすべて出るわけではありませんが、
葉が波打つ症状が一番目立ち、
よく見てみると他の症状も出ているという状態が多いです。

 

栽培期間中は感染、症状の可能性がいつでもありますが、
症状が顕著に出やすいのは秋と春です。

 

アブラムシ類による媒介で感染することが多いので、
寒冷紗や防虫ネットなどを利用して、アブラムシ類の飛来を防ぐのが効果的です。

 

・肥料過多
タマネギはやせ地でも育つ野菜ですが、必要な養分を与えて育てることで、
生育や球の肥大が良くなります。

 

ただ、必要以上に肥料を与えると、肥料過多となって様々な症状が出ます。

葉が波打つというのも、肥料過多の症状の1つです。

 

ただ、萎縮病と異なるのは、葉色などは薄くならず、
葉先の枯れこみなどの症状が、肥料過多には出ないということです。

 

また、葉の波打ちも、葉の表面には出やすいですが、裏側にはほとんど出ません。
秋や春に症状が出やすく、特に春の追肥以降に出ることが多いです。

 

萎縮病との見分け方としては、症状の出方が一番わかりやすいです。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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