タマネギ 連作

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タマネギ 連作は?

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タマネギは、連作障害が起こりにくい野菜だと言われます

 

 

連作障害が起こりにくいと言って、
何年も同じ場所で、タマネギを作り続けると、
病害虫にあいやすく、質や収穫量が落ちてしまいます。

 

タマネギはどれくらいの期間連作が可能なのでしょうか。
連作障害を防ぐには、どのようにしたら良いのでしょう?

 

■タマネギ栽培 連作は?

 

1.タマネギを連作できる期間
タマネギは連作障害が比較的出にくい野菜です。
4年くらいは同じ場所で栽培することができます。

 

それ以上同じ場所で栽培を続けると、
何らかの連作による障害が起こる可能性があります。

 

プランターの土をリサイクルして使う場合も同様です。
4年くらい、できれば2~3年で、タマネギを植えた土は処分し、
新しい土に取り換えたほうがよい良いでしょう。

 

2.連作障害とは
畑の同じ場所で同じ野菜を作り続けていると起こる障害です。
症状は、極端に生長が悪くなる、収穫量が減る、
収穫物の品質が悪くなるなどがあります。

 

また、ネコブセンチュウなどの土壌害虫が発生しやすくなります。
土壌病害も発生しやすくなります。

 

代表的なものに、つる割れ病萎黄病根こぶ病
青枯れ病そうか病などがあります。

 

 

プランター栽培でも、用土をかえ入れ替え、連作しないほうがよく生長します

 

 

3.連作障害が起こる理由
連作障害が起こる原因は主に3つあります。

 

・土壌の成分の偏りによる障害
野菜には、それぞれ好みの土壌成分と、
あまり好みではない土壌成分があります。

 

同じ畑で栽培を続けていると、その植物が好む成分が少なくなり、
あまり好みではない土壌成分が溜まっていきます。

 

特定の成分というのは、土壌の微量成分の事で、
肥料に含まれる窒素・リン酸・カリではありません。

 

マンガン・ほう酸・鉄・銅などで、大変微量なのですが、
植物にとってはそのバランスはとても大切なものです。

 

連作障害を防ぐために、
元肥や追肥で栄養成分を補うことはできないのです。 

 

・特定の土壌害虫や土壌病害の発生
害虫の中には、特定の野菜に集まって行く習性のものがあります。
病気にも、その野菜特有の病気があります。

 

同じ土で育てていると、それだけ害虫や病気が集まりやすくなります。
タマネギの連作で起こりやすい病気には、
軟腐病・乾腐病・小菌核病・黒斑病・紅色根腐病があります。

 

・植物の根から発生する毒素の蓄積
植物は、自分が生き残るために、
他の植物の生長を阻害する毒素を根から出しています。

 

同じ土壌で同じ植物を栽培すると、特有の毒素が用土に溜まります。
毒素が溜まりすぎると、
毒素を出していた植物にも悪い影響が出てくるのです。

 

 

美味しくたくさん収穫するために連作に気をつけます

 

 

4.連作障害を防ぐ方法
・土壌成分の偏りへの対策
完熟堆肥をたくさん施しよく耕します。
土壌の微生物を増やし元気にすることで、土壌改良ができます。

 

・病害虫への対策
土壌を殺菌して、土の中の病原菌を殺してしまうことができます。
タマネギを植える前の夏の暑い時期に、
タマネギを植える予定の場所に黒マルチを張っておきます。
土壌の温度が高くなり、病害虫が死滅してしまいます。

 

 

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・植物の根から発生する毒素への対策
畑を耕す時に木炭など多孔性の物質を投入します。
多孔性の物質が毒素を吸着してくれ、

土中の毒素量を少なくし連作障害を抑えてくれます。

 

タマネギを植える前に畑の土を水で満たすのも効果的です。
水を溜めると、土中の毒素を少なくすることができます。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ栽培 Q&A

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