ホームタマネギ 保存期間
ホームタマネギの収穫
ホームタマネギは、冬に収穫を行うため、
一般的なタマネギとは保存期間が少し違っています。
一般的なタマネギであれば、収穫後に乾燥させることで貯蔵性を高めることもできますが、
ホームタマネギの場合はどうなのでしょうか。
気になるホームタマネギの保存期間を、まとめました。
[ホームタマネギ 保存期間]
■ホームタマネギ 保存期間
ホームタマネギの保存期間は、実はあまり長くありません。
ホームタマネギに限らず、初夏に収穫したタマネギであっても、
収穫してすぐの新タマネギの状態であれば、日持ちはあまりしません。
冷蔵庫の野菜室で保存しても、1週間~2週間くらいがおいしく食べられる期限です。
初夏に収穫する一般的なタマネギの場合は、
収穫後に乾燥させることによって、水分を抜いて貯蔵性を高めます。
この時、球の表面が乾燥によって茶色っぽい色に変化します。
この乾燥させたタマネギは、黄タマネギとして、
年中スーパーに並んでいることからも分かる通り、貯蔵性が非常に高くなります。
品種によって貯蔵性の違いはあるものの、貯蔵性の高い品種を選び、
かつ上手に保存すれば、初夏に収穫して、年を越すまで保存できることもあります。
ところが、ホームタマネギの場合、貯蔵性の低い品種を使っていることが多いです。
ホームタマネギとして販売している種球の多くは「シャルム」、
という品種のタマネギを使っています。
シャルムはフレッシュ感があり、甘みも強くおいしいタマネギ品種ですが、
水分が多いためか貯蔵には向きません。
冬に収穫するホームタマネギは、貯蔵時期が初夏収穫に比べて気温が低いため、
貯蔵性も期待できそうですが、実際は1ヶ月ほどが保存期間の目安となります。
■長く保存するために
収穫後の保存期間が1ヶ月と聞くと、意外と長いと感じるかもしれませんが、
1ヶ月はあっという間に過ぎてしまいます。
知らないうちにせっかくのホームタマネギが傷んでしまうことも、少なくありません。
できるだけ長くホームタマネギを楽しむためにも、保存方法を工夫しましょう。
・ずらして収穫する
ホームタマネギの収穫は、タマネギの軸が倒れた頃が目安です。
この時、初夏の収穫であれば、全体の7割~8割ほどが倒れたら収穫します。
ホームタマネギの場合も、同じように収穫して良いのですが、
軸が倒れる時期には株によって少しズレがあります。
この収穫のズレを利用して、保存期間を長くしましょう。
全体の1/3くらいが倒れたら、倒れた分だけを収穫します。
また残りの半分くらいが倒れたら収穫し、残った分が倒れた収穫、という風に、
全体を2回~3回に分けて収穫します。
こうすることで、無駄なく球を肥大させることができるだけでなく、
収穫日をずらすこともできます。
保存期間は、収穫した日から数えるので、ほんの数日であっても、
保存期間を伸ばすことが可能ということになります。
収穫したものから消費していけば、無理なく完食できそうです。
・涼しい場所で保存
収穫したホームタマネギを保存するなら、風通しが良く涼しい場所を選びます。
冬だから寒いくらいだろうと思われるかもしれませんが、
保存場所で暖房器具を使っていると、春と変わらないくらいの室温になります。
また、冬は加湿器を使っていることも多いです。
タマネギ保存では、湿気の高い環境は大敵です。
風通しが良く、暖房の効いていない場所で保存しましょう。
ただし、凍らせるのは良くありません。
気温が低すぎて凍らないよう、室内での保存がお勧めです。
ホームタマネギはパン作りにも活躍します
・冷蔵保存
どうしても暖房のついていない保存場所がない場合は、
冷蔵庫の野菜室での保存が良いでしょう。
新聞紙でくるみ、保存袋などに入れて冷蔵庫に入れておけば、
新聞紙が余計な湿気を吸ってくれますし、
冷気が直接タマネギに触れるのも防いでくれます。
保存中は、時々新聞紙の中を確認し、
カビがはえたり腐敗したりしているものは、はずしておくようにします。
・冷凍保存
できるだけ長く保存したいという場合は、冷凍保存がお勧めです。
通常は1ヶ月ほどしか保存できないホームタマネギも、
冷凍であれば数ヶ月は保存が可能です。
冷凍する時は、料理に使いやすいように切ってから、
保存袋に入れて冷凍庫に入れます。
あるいは、ホームタマネギをあめ色タマネギなどに加工してから、
小分けにして冷凍しておくのもお勧めです。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期