ホームタマネギ 失敗

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ホームタマネギ 失敗

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標準プランターでもじゅうぶん育つ、甘くて美味しいホームタマネギ

 

 

ホームタマネギは、暑さが少し和らいだ頃に植え付けを行い、
年内の収穫を目指すタマネギの栽培法です。

 

すでにタマネギの赤ちゃんの姿をした種球を植え付けるため、
そのまま順調に育っていくはずなのですが、意外と失敗が多い栽培法でもあります。

 

ホームタマネギでの失敗には、どのようなことが多いのでしょうか。

 

 

[ホームタマネギ 失敗]

 

 

■ホームタマネギ 失敗

 

ホームタマネギの種球を購入して植え付けた後、
一見順調そうに見えていても、なぜか失敗することがあります。

 

ホームタマネギで陥りやすい失敗と、その対策をまとめました。

 

 

ホームタマネギの種球

 

 

・年内収穫ができなかった
ホームタマネギは、種球と呼ばれる小さなタマネギのようなものを植え付けて育てます。

 

植え付け時期は、栽培する地域によって多少異なりますが、
8月~9月中旬が植え付け適期といわれています。

 

植え付け後は、順調に育っていけば12月頃に収穫が可能になります。
ところが、ホームタマネギを実際に育ててみると、年内には玉部分が肥大せず、
収穫できずに春を迎えることも多いのです。

 

植え付け適期は8月~9月中旬といわれていますが、
実は年内収穫を成功させようと思うと、
もっと厳密な植え付け適期が存在します。

 

この厳密な植え付け適期というのは、8月30日の前後4日のうちです。

つまり、8月26日~9月3日の間に植え付けることが、
年内収穫ができる可能性を高くしてくれるのです。

 

これよりも早くに植え付けると早すぎて種球が傷み、
遅くに植え付けを行うと発芽が遅れることで冬までに生育が間に合わず、
年内の収穫が難しくなります。

 

ただ、これは中間地での植え付け適期となるので、
寒冷地や暖地の場合は、この限りではないと思われます。

 

また、栽培期間中の順調な生育を促すために、日当たりも考慮する必要があります。
植え付け適期である晩夏から、収穫を狙う冬までの期間は、
日当たりに変化が起きやすい時期です。

 

太陽の傾きや日の出日の入りの時間は、年間を通して同じではありません。
季節が変わることで、太陽の位置や日照時間が変わるので、注意が必要です。

 

特に晩夏から秋にかけては、太陽の高さが低くなり、日の長さも短くなります。
最初は日当たりの良い場所に植えたと思っていても、栽培中期には太陽の傾きが変わり、
思っている以上に日当たりが悪くなることもあります。

 

日当たりが悪くなれば、その分生育が遅れる原因にもなるので、
植え付け場所には要注意です。

 

栽培中の日当たりが不安な場合は、プランターなどの容器栽培を行い、
太陽の動きに合わせて置き場所を変えるのもお勧めです。

 

 

分球したタマネギ

 

 

・分球、青立ちした
ホームタマネギが分球、あるいは青立ちしているということは、
すでに年内の収穫ができていないことがほとんどです。

 

年内収穫ができるほどは育っていないけれど、
初夏に収穫するには冬前に育ちすぎているため、春になって分球したり、
茎が倒れずに立ったままになる「青立ち」と呼ばれる状態になるのです。

 

春以降の分球や青立ちを防ぐには、いかに年内収穫を成功させるかがカギになります。
また、年内のうちに肥大せずに青立ちしている場合も、
生育が十分になる前に寒くなり、生育が止まっている状態です。

 

春まで置いていても良いですが、再び生育が始まった時には、
分球することの方が多いので、
葉が柔らかいうちに葉タマネギとして収穫し、食べるのがお勧めです。

 

 

欠株が出ることがあります

 

 

・芽が出なかった
種球を植え付けた後、待てどくらせど芽が出ない、ということがあります。
ホームタマネギの芽が出ない大きな原因は、種球が腐ったことによるものと、
植え付け方向を間違ったことによるものです。

 

ホームタマネギの種球は、すでに小さなタマネギのような姿をしています。
表面は茶色っぽい皮で覆われていますが、中は水分と養分を溜めた状態です。

 

そのため、適期よりも早くに植え付けを行うと、
気温が高いために地温も急激に上がり、土の中で傷むことがあります。

 

また、種球の保管状態が悪いと、植え付ける前にカビが発生することもあります。
すでにカビが発生している種球を植えても、土の中で傷んでしまうだけなので、
種球の選別には注意をはらいます。

 

カビや異臭などがないかをチェックした上で、直径が3cmほどのものを選びます。
種球は大きければ良いというわけではなく、適度な大きさのものを選ぶことで、
生育も揃いやすくなります。

 

種球に異常がなくても、植え付け後に芽がなかなか地上に出てこないことがあります。
ホームタマネギは小さく、慣れていない人にとっては上下が分かりにくいことがあります。

 

芽が出てくる位置を下に向けて植え付けると、
芽が地面に向かって出てしまうため、地上に出ることができません。

 

野菜の中には、植え付け位置をわざと反対にして植え付けるものもありますが、
ホームタマネギの場合は、上下逆に植え付けると失敗の元になります。

 

また植え付け位置が深すぎるのも良くありません。
芽が出てくる、種球の先端部分がほんの少しだけ地面から顔を出している状態が、
植え付け位置のベストです。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ栽培 Q&A

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