ホームタマネギ 芽が出ない
ホームタマネギの発芽
ホームタマネギの種球を植え付けたのに、芽が出ないという話をよく聞きます。
本来は植え付け後、7日~14日ほどで芽が出てくるはずですが、
いつまでたっても芽が出ず、そのまま栽培期間が終わることもあるようです。
ホームタマネギの芽が出ないことには、どのような原因があるのでしょうか。
[ホームタマネギ 芽が出ない]
■ホームタマネギ 芽が出ない
ホームタマネギの芽が出ないのには、もちろん理由があります。
そんなことで? と思うようなことかもしれませんが、
ホームタマネギの種球は意外と繊細です。
ちょっとしたことでも発芽不良や生育不良になることがあるので、
植え付け時のポイントを守って植え付けると発芽しやすくなります。
ホームタマネギのお尻には枯れた根がついています
・植える方向が逆
ホームタマネギの種球は、小さなタマネギのような状態になっています。
直径がわずか2cm~3cmほどしかなく、形は球形~楕円です。
この時、慣れていない方は上下が分からないままに植え付けることも多いです。
ホームタマネギの種球は、芽が出てくる方向が決まっています。
尖っている方が芽の出る方で、お尻の部分には枯れた根が残っている場合が多いので、
そういった点で見分けることができます。
当然のことながら、芽が出る方を下にしてしまうと、
芽が出ても地上に出てくるまでの間に傷み、そのまま枯れてしまいます。
ジャガイモのように「逆さ植え」と呼ばれる手法が存在するものもありますが、
ホームタマネギの場合は、上下を逆すると良いことはありません。
植え付け方向には、注意して植えましょう。
・深植えしている
種球の植え付け方向が合っていても、植え付けが深すぎると、
地上に芽が出てこないことがあります。
種球から芽が出たとしても、地上に出るまでに時間がかかるため、
土の湿気によって途中で腐りやすくなります。
ホームタマネギの種球を植え付ける時は、
種球の先端(芽が出る方)が、土から少し顔をのぞかせるくらいの深さが目安です。
水を与えた時、土が流れると種球が露出しすぎる場合は、
少し土を寄せておくと良いでしょう。
・種球が傷んでいる
植え付けた種球自体が、不良だった可能性もあります。
種球は春に種を播いて育て、株元が少し膨らんだところで収穫し、保存します。
大きく育ったタマネギを保存している時、湿気で傷むことがあるのと同じように、
ホームタマネギの種球も傷むことがあります。
傷んだ種球を植え付けても、芽が出ることはありません。
あるいは、なんとか芽が出たとしても、その後の生育は期待できないので、
植え付け前の選別で避けておきましょう。
このくらい元気に育ってくれると嬉しいです、欠株には追加で種球をまいておきます
・植え付け時期が違う
ホームタマネギは、種球を植え付けてから芽が出るまでに、
だいたい7日~14日ほどかかります。
2週間以上経っても芽が出ない場合、少し種球を掘り起こしてみましょう。
この時、植え付け方向や深さ、種球の傷みなどがないのであれば、
植え付け時期が違う可能性があります。
ホームタマネギは、通常のタマネギ栽培以上に、植え付け適期がシビアです。
早すぎる植え付けでは気温が高すぎるため、適温に下がるまで発芽してきません。
反対に植え付けが遅すぎた場合は、発芽適温より気温が低くなっているため、
春になって適温になるまで、芽は出てこないことが多いです。
植え付け適期を逃すと、どうしてもうまく生育できなくなる率が高くなるので、
植え付け適期は逃さないようにしましょう。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期