葉タマネギの保存は?
甘くてとろける葉タマネギ
葉タマネギは、1月~3月頃に出回る野菜で、タマネギを早どりしたものです。
普通のタマネギを栽培して、玉が肥大してくる頃に間引きを行い、
その間引いた分を葉タマネギとして出荷していることもあります。
以前はあまりスーパーなどでは見かけなかった葉タマネギですが、
最近は時期になると見かけるようになりました。
メジャーではない葉タマネギの扱いに慣れていない方もまだ多いでしょう。
葉タマネギを買ってきたら、どのように保存するのかをご紹介します。
[葉タマネギの保存は?]
■葉タマネギ 保存
葉タマネギは、葉の部分と小さい玉の部分がついた状態で売られることが多いです。
どちらも水分をたっぷりと含んでいるので、新鮮なうちに食べるのが良いのですが、
どうしても何日か保存しておきたい場合は、ポイントを押さえて保存しましょう。
・常温保存
涼しい時期であれば、常温での保存が可能です。
ただ、家の中でも特に涼しくて、風通しの良い場所を選ぶのがポイントです。
普通のタマネギと同じように、葉タマネギは湿気の高い環境が苦手です。
葉タマネギ自身に水分が多く含まれているため、湿気の高い場所に置いておくと、
すぐに傷んできてしまいます。
余分な湿気を防ぐことが、長持ちさせる秘訣です。
葉タマネギの表面は、乾燥によってシワシワになることがあるので、
新聞紙などでくるんだ状態で置いておくと、さらに良いでしょう。
・冷蔵保存
室内はどこも暖かく、葉タマネギの保存に向かない場合は、冷蔵保存もできます。
冷蔵庫の中でも、野菜室がお勧めですが、ここで注意したいのが、やはり湿気です。
野菜室は冷蔵室に比べて湿度が高いため、本来は葉タマネギの保存には向きません。
けれど、暖かい室内に置いておくよりは、温度が低いので保存には適しています。
野菜室の湿気を葉タマネギが吸収しないような、野菜室での保存が可能です。
ここでも登場するのが、新聞紙です。
新聞紙は乾燥予防の他にも、余分な湿気を吸ってくれる効果もあるため、
野菜室で保存する時には、新聞紙でくるんでおくと良いでしょう。
・冷凍
買って数日のうちに食べきれないという場合は、冷凍保存も可能です。
買ってきた葉タマネギを洗い、水気をふき取ります。
調理しやすい状態に切ったら、ジッパーつきの保存袋に入れ、
平らにならして空気を抜き、冷凍庫に入れておきます。
葉タマネギがたくさんある時は、少し長めに切ったもの、細かく切ったものなど、
用途別に切り方を変えて袋に入れておくと、使う時にとても便利です。
葉タマネギ C)淡路島たまねぎ工房
■葉タマネギ 保存のポイント
葉タマネギを保存する時のポイントは、3つです。
この3つを守って、おいしい葉タマネギを食べましょう。
・涼しい場所で
葉タマネギは暑い場所が苦手です。
水分を多く含むため、暑い場所に置いていると、すぐに傷んでしまいます。
葉タマネギが出回る時期は、1月~3月頃が多く、まだまだ涼しい時期です。
けれど、室内では暖房を使っていることも多く、
葉タマネギにとっては暑すぎることがあります。
保存する時は、室内でも暖房のついていない涼しい場所を選びましょう。
もしどうしても常温では室温が高いという場合は、野菜室にて保存します。
・風通しの良い場所
葉タマネギは湿気も嫌います。
風通しの悪い場所に置いていると、
いくら涼しい場所であっても傷みやすくなることがあります。
空気の入れ替えを行う場所や人の出入りが多少でもある場所なら、
空気が動くので湿気がこもりにくくなります。
・早めに食べる
冷凍する場合を除き、やはり早めに食べるのが一番です。
タマネギは保存が効く野菜というイメージが強いため、
葉タマネギも長持ちしそうに見えますが、水分が多く傷みやすいです。
いくら工夫して日持ちするように保存していても、鮮度が落ちます。
葉タマネギをおいしく食べるためには、
新鮮なうちに食べてしまうのが一番の方法ですね。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期