せきほく

タマネギ栽培.com

せきほく

読了までの目安時間:約 4分

 

スポンサードリンク


せきほく(北見交3号)は北海道での栽培に適した品種で、
北海道立北見試験場で育成、選抜されたタマネギです。

北見交3号という系統名もついています。

 

北見交の中では古くに育成、開発された品種で、
1985年品種登録されましたが、1999年に育成者権利が消滅しました。

 

せきほく(北見交3号)の特徴や育て方をご紹介します。

 

[せきほく]

 

 

■せきほくの特徴

 

・北海道立北見試験場で3番目に育成された品種
せきほくは北海道立北見農業試験場で育成された品種で、
病気に強く、収量が多く、貯蔵性にも優れる品種を目的としました。

 

1980年に種子親と花粉親を掛け合わせ、一代交配にし、
1982年に北見交3号という系統名がつけられてから各種試験が行われました。

 

現在では見かけることの少ない品種ですが、
北海道のタマネギ栽培に大きく関わった品種です。

 

・1985年に品種登録された
何年もの間試験を行い、良い品種が出来たということで、
1985年に品種登録され、名前が「せきほく」となりました。

 

品種登録には登録有効期間というものがあり、
せきほくが品種登録した時は15年有効だったため、
1999年には育成者権利が消滅、満了しました。

 

現在は登録有効期間は20年~25年になっています。

 

・肥大性は良く、病害に対して強い
育成の目的の通り、病気に強く、収量性が高い品種です。
病害は主に軟腐病に対して強いです。

 

肥大性は優れていて、収穫時の大きさは250g前後になります。

 

 

■せきほくの栽培のコツ

 

・北海道の春まき栽培で育てるのが基本
北海道で開発された品種のため、基本的に栽培は春まき栽培で行います。
栽培適地は北海道または冷涼地、寒冷地で、中間地、暖地には適していません。

 

春まき栽培の場合、大きく分けて育苗して植え付ける作型と直撒き栽培がありますが、
どちらでも育てることができます。

 

・収穫
収穫は9月からで、春まき品種としては遅めです。
倒伏してから収穫し、収穫後はよく乾燥させ貯蔵します。

 

貯蔵性も良いので翌年の3月頃、
冷蔵貯蔵と組み合わせれば4月頃まで貯蔵ができます。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



スポンサードリンク

 

タグ :

タマネギ 品種

人気の記事