ひろまる
ひろまるは形が良く、揃いに優れる黄タマネギ品種で、
収穫は4月中旬から始まるので、極早生種に分類される品種です。
肥大性、耐病性も高く、育てやすいです。
ひろまるの特徴や育て方をご紹介します。
[ひろまる]みかど協和
■ひろまるの特徴
・4月中旬から収穫できる極早生品種
ひろまるは4月中旬頃に倒伏し、収穫ができる品種で、
熟期の分類は極早生~早生です。
草勢は強く、生育旺盛です。
1球が大きくなりますが、玉締まりは良く、首部分は細めになります。
また、葉は一般的なタマネギよりも長く、色が濃いです。
・栽培に適しているのは暖地の秋まき栽培
極早生品種なので、寒い地域には不向きで、一番適しているのは暖地です。
9月に種まきをする秋まき栽培で育てるのが基本です。
ただ、中晩生や晩生品種よりも種まき時期が1週間ほどと、期間が短いので、
種まきは適期に行うことで、栽培が成功しやすいです。
極早生タマネギの種まきの適期は9月上旬なので、
それよりも遅れないようにすることが大事です。
・肥大性と耐病性が高い
肥大性に優れていて、1球が300gにもなります。
極早生品種の中では大きい部類に入り、収量性が高いです。
また、耐病性も持っているので栽培しやすく、良いものが収穫しやすいです。
形は豊円形になり、形、大きさの揃いも良いです。
■ひろまるの栽培のコツ
・種まきは9月上旬
種まきの適期とされている期間が短く、1週間程度しかないので、
9月上旬頃に種まきをします。
種まきは遅れないようにするのがとても大事になります。
植え付けは10月下旬頃が目安で、この時期に苗が大きくなりすぎないように注意します。
・追肥
追肥は極早生タマネギの育て方に沿って行い、回数は2回が目安です。
年内に葉数を揃える必要があるので。1回目の追肥は12月に行い、葉数を確保します。
2回目の追肥は2月頃が目安で、それより遅れてしまわないように注意します。
・収穫
倒伏は4月中旬頃、全体の8割が倒伏してから収穫します。
極早生品種は日持ちしないので、倒伏したものから少しずつ収穫しても良いです。
貯蔵には不向きなので、貯蔵を目的としないようにします。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期