イエロードロップ
イエロードロップ C)カネコ育苗株式会社
イエロードロップはカネコ育苗株式会社から販売されている品種で、
秋まき栽培に適した中晩生の黄タマネギです。
球の揃い、形が良く、大玉になります。
イエロードロップの特徴や育て方をご紹介します。
[イエロードロップ]カネコ交配
■イエロードロップの特徴
・5月下旬~6月上旬に収穫できる中晩生品種
イエロードロップは秋まき栽培に適している品種で、
暖地から冷涼地まで、幅広い地域で育てることができます。
熟期は中晩生で、9月に種まきをして、早ければ5月下旬から、
遅くとも6月上旬から収穫ができます。
冷涼地では、6月中旬からの収穫になることもあります。
球は大玉で、形は円に近い豊円形になり、見た目が良いです。
・生育は旺盛で天候不良の影響を受けにくい
葉は太く、草姿はやや立性をしています。
生育旺盛で、育苗期間や栽培期間中の天候不良による生育不良が起こりにくいです。
そのため育てやすく、品質の良いタマネギを収穫することができます。
・しっかりとした根で根腐病などに強い
耐病性に優れていて、根が紅色になって腐る紅色根腐病を始めとし、
葉や茎に症状が出やすい病害に強いため、病害の発生、拡大が少ないです。
病害の発病は少ないですが、防除を徹底することで、更に発生を防ぐことができます。
・12月末まで貯蔵ができる
貯蔵性は良く、5月下旬~6月に収穫してから半年近く持ちます。
収穫後によく乾燥させて吊り玉貯蔵をしたり、
冷蔵貯蔵をすることでより長持ちします。
■イエロードロップの栽培のコツ
・種まき
種まきは中間地で9月15日~20日が適期です。
暖地で9月下旬~9月末、冷涼地で8月末~9月上旬が種まきの適期です。
生育旺盛な品種なので、種まきが早いと大苗になりやすいので注意します。
・葉数を十分に確保する
越冬前の早いうちに越冬できるように葉の枚数を確保します。
あまり大きく育ててしまうとトウ立ちしやすくなるので注意します。
越冬後は葉数が増えるよう、生育、肥大を助けるように、
追肥を忘れないように行います。
・収穫
収穫は全体の8割程度が倒伏してから行います。
大玉になる品種なので、収穫が遅れてしまうと肥大しすぎてしまったり、
貯蔵性が悪くなってしまうので注意します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期