タマネギ栽培 農薬

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タマネギ栽培 農薬

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農薬の準備

 

 

タマネギを栽培していると、どうしても病害虫の被害にあうことがあります。
毎年病害虫にあうために、収量が思うように上がらないという話もよく聞きます。

 

できるだけ農薬は使いたくないところですが、背に腹はかえられません。
どのような農薬が、どの病気や害虫に効くのかをまとめました。

 

 

[タマネギ栽培 農薬]

 

 

タマネギは丈夫な野菜ではあるものの、しばしば病害虫に生育を邪魔されます。
そんな時、強い味方となるのが、農薬です。

 

できるだけ使用は避けたいという方も多いですが、
いくら育てても思うように育たない、収量が得られないのであれば、
試してみても良いのではないでしょうか。

 

ただし、農薬は使用する回数や濃度が決められています。
使用前にはよく説明書やラベルを読み、
使用法・使用料をきちんと理解した上で使うようにしましょう。

 

 

消毒開始

 

 

■害虫に対する農薬

 

タマネギにつきやすい害虫は、アブラムシ類、アザミウマ類、ネギコガなどです。
薬剤によって、効果のある害虫の種類が異なるので、
被害の大きく出る害虫に効果があるかどうかを、チェックしておきましょう。

 

・ダイアジノン粒剤5
ケラ、コオロギ、コガネムシ類幼虫、タマネギバエ、タネバエに効果。
播種時、または定植時に、全面土壌混和。
2回まで使用可。

 

・サイアノックス乳剤
アザミウマ類に効果。
収獲14日前まで、3回まで使用可。
使用時は500倍~1000倍に薄める。

 

・エルサン乳剤
アブラムシ類、アザミウマ類に効果。
収獲7日前まで、2回まで使用可。
使用時は1000倍~2000倍に薄める。

 

・アグロスリン乳剤
アザミウマ類、ネギハモグリバエ、シロイチモジヨトウに効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は2000倍に薄める。

 

・アディオン乳剤
アザミウマ類、ネギコガ、ハスモンヨトウに効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は3000倍に薄める。

 

 

■病気に対する農薬

 

タマネギがかかる病気も、たくさんの種類があります。
病気の場合も、種類によって効く農薬が異なるので、選ぶ時には注意が必要です。

 

・バスアミド微粒剤
乾布病、黒腐菌核病、黒穂病、紅色根腐病、苗立枯病、ネコブセンチュウ、
一年生雑草に効果。

播種、または定植の21日前まで、1回使用可。
所定量を均一に散布して土壌と混ぜる。

 

・ドイツボルドーA
白色疫病に効果。
使用時は500倍に薄める。

 

・ベンレート水和剤
乾布病、灰色かび病、灰色腐敗病に効果。
根を浸す、育苗培土混和、潅注、散布と、防除したい病気によって使い方が異なる。
用途によって希釈率、利用限度も変わる。

 

・トリフミン水和剤
乾布病に効果。
定植前の苗床に1回使用可。
使用時は50倍~100倍に薄めて苗床に潅注する。

 

・リドミルMZ水和剤
べと病に効果。
収獲7日前まで、3回まで使用可。
使用時は8倍~12倍に薄めて利用。

 

・ジマンダイセン水和剤
黒斑病、さび病、灰色かび病、灰色腐敗病、白色疫病、べと病に効果。
収獲3日前まで、5回まで使用可。
使用時は400倍~600倍に薄めて散布。

 

・カーゼートPZ水和剤
白色疫病、べと病に効果。
収獲3日前まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄める。

 

・ダコニール1000
灰色かび病、白色疫病、べと病に効果。
収獲7日前まで、6回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・スミレックス水和剤
灰色かび病、灰色腐敗病、小菌核病に効果。
収獲前日まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・ロブラール水和剤
黒斑病、灰色かび病、灰色腐敗病に効果。
収獲7日前まで使用可。
種子に紛衣する場合は1回、生育中は3回まで使用可。
生育中の使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・ベルクート水和剤
灰色かび病、灰色腐敗病、小菌核病に効果。
収獲前日まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・セイビアーフロアブル20
黒腐菌核病、灰色かび病、灰色腐敗病、小菌核病に効果。
定植前に苗根を浸す場合は定植直前に1回まで、
生育中に散布する場合は収穫前日まで3回使用可。

苗根を浸す場合は500倍~1000倍に薄め、生育中に散布する場合は1500倍に薄めて散布。

 

・アグリマイシン100水和剤
軟腐病に効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・アグレプト水和剤
軟腐病に効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・スターナ水和剤
軟腐病に効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・マテリーナ水和剤
軟腐病に効果。
収獲7日前まで、5回まで使用可。
使用時は1000倍に薄めて散布。

 

・トップジンM水和剤
灰色腐敗病、小菌核病に効果。
苗根を浸す場合は、定植直前に1回まで。
散布する場合は、収穫前日まで5回まで使用可。
苗根を浸す場合は500倍に薄め、散布する場合は500倍~1000倍に薄めて使用。

 

・トップジンMゾル
灰色腐敗病に効果。
種子への処理は1回、苗への処理は1回、生育中の散布は5回まで使用可。
使用時は600倍~1000倍に薄める。

 

・ポリベリン水和剤
灰色腐敗病に効果。
収獲3日前まで、5回まで使用可。
使用時は750倍~1000倍に薄めて散布。

 

■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タグ : 

タマネギ 病害虫 生理障害

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