コマンダー
コマンダー
コマンダーはカネコ種苗から販売されている、
大きさが揃いやすく収量性も良い、根が強い中生品種です。
コマンダーの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[コマンダー]
■コマンダーの特徴
・中生品種で5月下旬収穫
9月に種まきをすれば、中間地で5月下旬から収穫できる中生品種です。
栽培推奨地域は中間地と暖地ですが、耐寒性が比較的強いので、
中間地でも幅広い地域で栽培することができます。
・根が強く育てやすい
タマネギを育てるには根が大事です。
植え付けの際にも、根を傷めないようにして植えつけるのが大事です。
これを植え傷みというのですが、あらかじめ根を切っておくこともあります。
根を切る分、根つくには少し時間がかかりますが、
根が強いので育ちにくい環境でも生育が良く、耐病性も強いですし、
暖冬でもトウ立ちしにくいので育てやすい品種です。
・過肥大しにくい
過肥大しにくく、形は丸形に、大きさはLサイズから2Lサイズでよく揃います。
大きさが揃うので収量性も良く、かたくしまった丸玉のタマネギが収穫しやすいです。
しまった肉質のタマネギが作りやすいので、貯蔵性も良いです。
収穫してから年内いっぱいは貯蔵、出荷が可能です。
■コマンダーの栽培のコツ
・種まきから植え付けまで
基本にしたがって行います。
種まきは9月中下旬には行い、種まき後約55日が植え付け時期です。
適期に種まき、植え付けを行うのが基本になります。
・肥料と追肥
生育が旺盛なので、元肥は気持ち少なめにしましょう。
追肥は通常通り行い、1月、2月に行い、3回目は3月中旬までに追肥をします。
追肥が遅れてしまうと、腐敗の原因になります。
肥大期までに葉の枚数を確保することが大事です。
・病害虫の予防はしっかりと行う
耐病性を持っていますが、病害を発見し次第、除去したり、
事前にしっかりと予防しておきましょう。
・収穫は5月下旬から
収穫時期は5月下旬から6月上旬になります。
栽培によっては、コマンダーは他の中生品種より早生になります。
収穫時期を逃さないようにしましょう。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期