ゴールドエース
ゴールドエース
ゴールドエースは、中生品種ですが貯蔵性は中晩生品種並みです。
球の揃いも良く、天候に左右されにくい品種です。
北越農事株式会社の品種です。
特徴と育て方のコツをご紹介します。
[ゴールドエース]
■ゴールドエースの特徴
・天候に左右されにくく育てやすい
タマネギは天候が悪いと収穫量が落ちたり、病害にかかりやすくなります。
農家だけではなく、家庭菜園でも天候との勝負になります。
ゴールドエースは天候に左右されにくく、安定して育ち、育てやすいです。
熟期は中生でトウ立ち、分球が特に少ないです。
・2月まで貯蔵ができる
中生品種の中では貯蔵性が良く、収穫してから翌年の2月まで貯蔵することができます。
大玉に育てることもできるのですが、大玉にする場合は、やや貯蔵性が落ちますが、
それでも十分な貯蔵性を持っています。
・揃いが良い
形は豊円形で、大きさは中の大玉によく揃います。
形、大きさともに、特に揃いが良いです。
・糖度が高い
スペイン系のタマネギよりは落ちますが、一般的なタマネギより高く、
糖度は8度~10度と安定します。
サラダにしても良いですが、それよりも加熱調理をしたり、
よく炒めることで甘みをより感じられます。
■ゴールドエースの栽培のコツ
・植え付けは10月上旬から11月初旬
冷涼地で10月初旬から上旬、中間地で11月初旬が適期です。
種まきをする場合は逆算して、冷涼地では8月下旬まで、
中間地では9月中旬までが種まきの時期です。
・密植にする
草姿は立性なので密植ができます。
密植して株数を確保します。
・大玉にしたい時は肥料を多めに
比較的大玉になる品種ですが、それよりも大きくしたい場合は、
元肥に有機物、肥料を多めに与えて、葉や茎が十分に育つようにします。
特にチッソ成分を少し多めに与えておきます。
かといって、余り大きくしてしまうと、貯蔵性が落ちてしまうので注意します。
・肥料切れに気をつける
肥料切れには気をつけるようにし、特に春先の肥料切れには気をつけます。
追肥は一般的なタマネギと同様に行います。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期