ポールスター
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ポールスターは、東北や冷涼地で栽培しやすい、
春まき栽培に適したタマネギ品種です。
ポールスターの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[ポールスター]
■ポールスターの特徴
・春まき栽培向き
タマネギは秋栽培が一般的ですが、
雪が降る地域、東北や冷涼地では育てるのが難しいです。
タマネギを春まき栽培をすると、冷涼地でも育てやすいです。
3月頃から種まきをし、収穫が8月~9月と暑い時期になります。
その年の気候により、十分に肥大することができない場合もありますが、
冷涼地で育てる場合には春まき栽培がオススメです。
・生育が旺盛で耐病性がある
生育が特に旺盛で、肥大性も良いです。
トウ立ちが極めて少なく、
べと病に耐病性を持っているので、育てやすいです。
・大玉に揃う
大きさはは大玉で、330gくらいになります。
サイズにするとM、L規格のものが多いです。
割合はMサイズのほうが多いですが、他の品種よりLサイズになりやすいです。
小玉になることは少なく、安定して中~大玉サイズになります。
形は甲高で、形、大きさともに良く揃います。
・貯蔵は2月~3月まで
収穫が8月~9月で、風通しの良いところでよく乾燥させて貯蔵すると、
翌年の2月~3月まで貯蔵ができます。
芽が出てくるのが遅いので、貯蔵性が良いです。
■ポールスターの栽培のコツ
・種まき
保温できる環境があれば、1月下旬から2月中旬、または、
それよりも遅い2月下旬から3月上旬頃に種まきをします。
家庭菜園では難しいので、ストーブを活用したり、
断熱性、保温性のある発泡スチロールなどを使うと良いです。
種まきをしても苗が上手く育たない場合は、苗を購入しても良いです。
・土作りと植え付け
生育が旺盛なので、多肥には気をつけます。
植え付けは6月上旬頃なのでそれまでに土作りをするようにします。
マルチを張っても張らなくても育ちますが、
雑草が茂ることを考えると、マルチを張ったほうが省力化できます。
・収穫
収穫は、早くて7月下旬になりますが、
植え付け時期を考えると8月中旬頃が目安です。
実際のタマネギの倒伏を見てから収穫します。
収穫後は風通しの良いところで乾燥させて貯蔵します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期