スーパー北もみじ
スーパー北もみじ
スーパー北もみじ、タマネギの産地の一つである、
北海道で育てられている、寒冷地向きの品種です。
スーパー北もみじの特徴と育て方のコツをご紹介します。
[スーパー北もみじ]
■スーパー北もみじの特徴
・寒冷地向けの中晩生品種
タマネギは寒さに弱いので、寒冷地での栽培は不向きとされています。
一般的な品種は耐寒性が弱いので、冬を越せず枯れてしまいがちです。
スーパー北もみじは寒冷地でも育てやすく、
タマネギの産地の一つである、北海道で多く栽培されている品種です。
元々、北海道の春まき栽培を目的として作られた品種で、
種まきは春に行い、収穫は8月~10月頃になります。
タマネギの中でも一番遅くに収穫される品種です。
・病害虫に強く育てやすい
タマネギの栽培期間から貯蔵後まで発生する乾腐病に抵抗性を持っています。
その他病害への耐病性は中程度、抵抗性を持っています。
・貯蔵性が良い
トウ立ちが少なく、貯蔵性が良いです。
9月~10月頃に収穫して、翌年の4月くらいまで貯蔵が可能です。
・加熱するととても甘くなる
そのままだとやや辛味が強いですが、加熱すると、とても甘くなります。
北海道など寒冷地で栽培すると寒暖差が大きいので、
より甘みが強いタマネギになります。
■スーパー北もみじの栽培のコツ
寒冷地で育てる場合は、北海道のタマネギ栽培を見本にします。
オススメは春まき栽培です。
・植え付けまで
苗作りは4月ころから行います。
日当たりの良い室内で保温し、温度は20度くらいを保ちます。
植え付けは5月末~6月上旬頃です。
土作りをし、元肥をしっかり与えます。
栽培期間が短いので、追肥は不要で元肥だけで育つようにします。
植え付けたらビニールトンネルで覆い、保温します。
・水やり
土の状況を見て、乾いていれば水やりをします。
また、夏にはタマネギの生育を助けるために水やりをこまめにします。
・草取り
一番農作業で大変なのが草取りです。
春まき栽培だと、一番、草が覆い茂る時期に被りますので、
こまめに草取りをするなど、対策が必要です。
・収穫
収穫は9月~10月頃になりますが、
実際のタマネギの状況を見て、よく晴れた日に収穫します。
収穫後は風通しの良い場所に保管し、貯蔵します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期