ターザン
ターザン
ターザンは淡路島で育てられている中生の黄タマネギ品種で、
株式会社七宝で育成された品種です。
中生品種の中でも貯蔵性が良く、長持ちします。
ターザンの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[ターザン]七宝交配
■ターザンの特徴
・暖地、中間地向きの中生種
ターザンは一般的な秋まき栽培に適している品種で、
暖地や中間地で栽培することができます。
冷涼地でも積雪がないような地域なら栽培しやすいですが、
やや難易度が高いです。
栽培するなら暖地、中間地のほうが栽培しやすいです。
9月に種まきをし、6月に収穫ができる中生種です。
・中玉に揃い、外皮のツヤがある
大きさは250g程度の中玉になります。
形は甲高、形、大きさともに揃います。
外皮はツヤのある赤銅色で見栄えが良いです。
・収穫後年内まで貯蔵可能
中生種の中では貯蔵性が良く、6月に収穫をし、
12月末まで貯蔵が可能です。
切り玉にも適し、貯蔵にも適するのでターザンを長く楽しむことができます。
・甘み、香りが良い
スライスすると白く透明感があります。
生でも甘みがあり、味、香りが良いです。
加熱しても美味しく食べられ、揚げても食味が良いです。
すりおろしでも食べられますが、サラダ、加熱に比べて味が劣ります。
ターザン C)竹川大輔 竹川ファーム
■ターザンの栽培のコツ
・9月に種まき、11月に植え付け
中間地で9月中旬、暖地で9月中下旬が種まきの適期です。
冷涼地は8月下旬~9月上旬が目安です。
基本に沿って行い、早まきは避けます。
種まきをして約55日後の11月に植え付けをします。
早植えしないようにし、種まきと植え付けは適期を守ります。
・元肥をしっかりいれ、追肥は忘れないようにする
元肥は基本通りに入れます。
この時、チッソ過多にならないようにしておきます。
追肥は植え付けて2週間後に1回、
越冬後2月~3月に2回目、3回目の追肥を行います。
止め肥は3月とし、それ以降、肥料を与えないようにします。
・収穫は6月から
収穫は6月上中旬から始まります。
雨の日、曇りの日を避けて晴れの日に収穫します。
倒伏してから収穫するのがベストなので、倒伏しきってから収穫します。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期