ネオポロン
ネオポロン
ネオポロンは株式会社トーホクから販売されている早どり品種で、
暖地で4月下旬から収穫ができ、ジューシーな食感が特徴です。
ネオポロンの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[ネオポロン]
■ネオポロンの特徴
・暖地で4月下旬から収穫可能
早生品種なので、暖地で4月下旬から収穫ができます。
中間地で5月中旬から、一部の冷涼地では5月下旬か6月上旬に収穫できます。
種袋には冷涼地も栽培例として記載されていますが、
雪が積もってなかなかとけないような冷涼地では栽培が難しくなります。
冷涼地でも、雪が積もらない地域であれば栽培は可能です。
・トウ立ちや分球が少なく育てやすい
タマネギを育ててよくあるのが、トウ立ちや分球です。
大苗の植え付けや肥料不足や水分不足で起こりやすいです。
また、春の気温が低いとトウ立ちしやすいです。
ネオポロンはトウ立ちの条件が重なってもトウ立ちしにくいです。
・250g内外の大きさに揃う
大きさは250gと、やや大きい品種です。
300gにもなる大玉品種もある中、ネオポロンは丁度いい大きさです。
・水分が多くジューシー
早生品種で、水分が多い品種なのでジューシーな食感が味わえます。
サラダなどの生食から、煮込んでも美味しく食べられます。
水分が多いので、長期の貯蔵には不向きです。
■ネオポロンの栽培のコツ
・各地域での適期を守る
基本となりますが、暖地、中間地、冷涼地の全ての地域で、
適期の種まき、適期の植え付けを心がけます。
種まきは暖地で9月下旬から10月上旬、
中間地で9月中下旬、冷涼地で9月上中旬になります。
種まきをしてから50日～60日で植え付けるのが最適になるので、
日付を書いておくと確実です。
トウ立ちしにくい品種ではありますが、大苗の植え付けは避けます。
・肥料の過不足注意する
元肥の段階で肥料過多にせず、緩く長く効く肥料を入れておくと良いです。
肥料過多は特に、年越し後の追肥で肥料過多にしてしまうと、
過肥大し、腐敗の原因にもなります。
・収穫後は早めに食べきる
収穫は暖地で4月下旬、冷涼地で5月下旬から開始になります。
目安なので実際の倒伏を見てから収穫をし、
収穫後はなるべく早めに食べきるようにします。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期
