北こがね2号

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北こがね2号

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北こがね2号は北海道で栽培されているタマネギ品種の一つで、
札幌黄系統の特徴を持ちつつ、各種病害に強いタキイ種苗の品種です。

 

北海道以外では種の入手がやや困難です。

北こがね2号の特徴や栽培のコツをご紹介します。

 

 

[北こがね2号]タキイ交配

 

 

■北こがね2号の特徴

 

・札幌黄の特性を持つ中早生種
幻のタマネギと呼ばれる札幌黄の特性を持った品種で、
北海道で栽培されており、北こがね2号は北こがねの改良品種です。

 

札幌黄の美味しさを持ちつつ、育てやすくなっています。

栽培は北海道や冷涼地向きですが、
冷涼地の山間地では、トウ立ちしやすいです。

 

・肥大性良く大玉になる
安定した肥大性を持ち、サイズは大玉になります。
形は豊円形に揃い、ツヤ、テリが良いです。
大玉になるので、多収になる品種です。

 

・各種病害に耐病性を持つ
軟腐病に対しての耐病性は中程度ですが、
白斑葉枯病や、貯蔵中に腐敗する貯蔵腐敗病などに強く、
複合耐病性を持っています。

 

・歯切れ、食味が良い
札幌黄系統の品種の中でも特に食味が優れ、
甘みがとても強く、加熱すると更に甘みが増します。
食感は歯切れが良いので食味、食感ともに優れます。

 

 

■北こがね2号の栽培のコツ

 

・春まき栽培で、早まきを避ける
栽培は北海道や冷涼地の春まき栽培に沿って行います。
種まきは3月、暖かくなってから栽培するなら4月頃です。

 

エクセルプライム種子と呼ばれる、発芽を揃いやすくした種子の場合には、
3月10日~15日が適期です。

 

早まきをすると、トウ立ちしやすいので、早まきを避けて、
適期に種まきをします。

 

・軟腐病が発生した土で栽培しない
軟腐病への耐病性が中程度なので、前年度に軟腐病が出た場所や土は避けます。
特に、何度も軟腐病が発生した場所での栽培は避けます。

 

病害が発生していない土や場所を選ぶようにします。

 

・低温時には被覆資材を被せる
北海道、冷涼地は3月~4月でも低温が続きます。
種まきから育苗期間は保温できるようにしたり、
不織布などの被覆資材を使うことで保温されるので生育促進に繋がります。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 品種

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