絹てまり
絹てまり
絹てまりは「極早生玉ねぎ 絹てまり」という名前で販売されています。
球形の極早生種で、比較的貯蔵性が良い品種です。
絹てまりは秋まで貯蔵できる極早生タマネギです。
絹てまりの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[絹てまり]トーホクのたね
■絹てまりの特徴
・4月収穫の極早生種
暖地で4月上中旬から収穫でき、
中間地では5月初旬頃から収穫できる極早生品種です。
極早生品種の中では熟期は遅めです。
極早生品種よりやや遅く、早生品種より早い熟期です。
・温暖な気候に適している
冷涼地での栽培には不向きで、
栽培適地は暖地、中間地です。
暖かい地方での秋まき栽培の作型に適しています。
栽培するなら、暖地か中間地で行ったほうが育てやすいです。
・形は丸に近い球形
極早生品種の形は平べったい形が多いですが、
丸に近い球形をしています。
大きさは250g前後になります。
・秋頃まで貯蔵できる
超極早生や極早生品種は貯蔵性が悪いですが、
絹てまりは4月頃収穫してから秋まで貯蔵することができます。
貯蔵性が良いので極早生タマネギを長く楽しむことができる品種です。
・食べ方は生食がおすすめ
水分が多い極早生タマネギ、辛みが少ないので生食が良いです。
サラダなどの生食で繊維にそって、薄く切って食べます。
加熱しても美味しく食べられ、加熱するとより甘みが増します。
サラダにしても美味しい絹てまり
■絹てまりの栽培のコツ
・9月中下旬の種まき
種まきは中間地で9月上旬から中旬、
暖地で9月中下旬に行います。
種まきをしてから発芽するまでは乾燥しないよう土を湿らせておき、
随時水やりをします。
種まきをしてから約50日~60日後に植え付けをします。
・追肥は2回
追肥は2回行い、1回目の追肥は12月に行います。
年内に葉数を揃えることで、その後の生育が良くなります。
2回目の追肥は2月に行い、2月以降は追肥をしないようにします。
追肥が遅れてしまうと、倒伏が遅れたり、球の腐敗の原因になります。
・収穫は倒伏後
倒伏は3月下旬頃です。
倒伏後から収穫するので、収穫は暖地で4月上中旬、
中間地で5月から収穫できます。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期