吉見中生

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吉見中生

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黄タマネギ

 

 

吉見中生は泉州黄系の黄タマネギ品種の一つで、
吉見早生と違うところは、熟期が中生というところです。

 

吉見早生より遅い収穫期で、地域の環境に適応できるよう、育成された品種です。
現在、種は出回っておらず、生産者も極僅かです。

 

種の入手が非常に困難で栽培も難しいので、
吉見中生の特徴をご紹介します。

 

 

[吉見中生]

 

 

■吉見中生の特徴

 

・泉州黄系の中生タマネギ
吉見中生は、甘くて美味しい泉州黄から派生したタマネギ品種です。
かつては大阪近辺で栽培されており、
地域によっては吉見中生を主に栽培されていたこともあります。

 

・地域の環境に適応できるよう育成された
大阪府泉南郡田尻町で栽培され始めた吉見早生ですが、
田尻町の暖かい海岸砂地域で吉見早生が、
平野部で吉見中生が栽培できるよう育成されました。

 

泉州地域の農家の努力により、吉見早生が、
平野部では吉見中生が栽培されるようになりました。

そのため、平野部では吉見早生より吉見中生が栽培されていました。

 

地域によってわずかに変わる気候に対応できるよう、
品種が育成され、栽培しやすくなるように適応してきました。

 

・吉見早生と吉見中生から生まれた品種がある
吉見早生と吉見中生の良いところを継承しつつ、
より早生種へ、トウ立ちしにくいように、より収量が上がるよう開発されたのが今井早生です。

 

研究によって明らかになったのは、今井早生の親品種は吉見早生ということなので、
吉見中生は親品種ではないとされているのが有力です。

 

・なにわの伝統野菜には登録されていない
吉見早生、今井早生、貝塚早生は登録されていますが、
吉見中生はなにわの伝統野菜に登録されていません。

 

 

甘くコクがあり、とってもおいしいです

 

 

・中生種ながら水分は多め
水分が多いため、貯蔵にはやや不向きです。
ジューシーで甘い食味が食べやすく美味しいです。
それでも吉見早生よりは貯蔵性が良いのが特徴です。

 

・現在はあまり栽培されていない
現在、栽培されている地域が少なく、
インターネット上では名前しか出てきません。

 

吉見早生も長い期間、幻のタマネギとされていたため、
吉見中生も同じように、幻のタマネギに近い品種です。

 

■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期



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タマネギ 品種

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