北見黄
北見黄 C)エム・ヴイ・エム商事
北見黄(きたみき)は、北海道の北見で栽培されている品種で、
一度は栽培が途絶えましたが、農家の努力で復活した幻のタマネギです。
シャキシャキとした食感と甘みが特徴的です。
北見黄の特徴や栽培のコツをご紹介します。
[北見黄]
■北見黄の特徴
・一度は栽培が途絶えた幻の品種
北見黄が栽培されているのは北海道の北見です。
北見はたまねぎの産地であり、気候や土がたまねぎ栽培に適しています。
古くから北見黄は栽培されてきましたが、一度栽培が途絶えてしまいました。
農家の努力により、北見黄は復活し、市場に回るようになりました。
・種の入手は困難
限られた地域で栽培され、大事に守られている野菜ということもあり、
種や苗の入手はほぼ不可能です。
北海道であれば、入手できる可能性が高まりますが、本州では難しいです。
・北見ではほめられたまねぎとして販売
この北見黄は「ほめられたまねぎ」という名前でブランド化されています。
北見地方でしか栽培されていない幻のタマネギということで希少価値が高いです。
幻のタマネギ C)虎ノ門市場
・肉厚でシャキシャキとした食感
一つ一つのりん葉が肉厚でありながらみずみずしく、
シャキシャキとした食感を持ち、
加熱すると軟らかく、より甘くなるのが特徴です。
生食から加熱調理まで幅広く使うことができます。
・お取り寄せグルメとしても有名
北見黄タマネギは一般流通より、
インターネットでの販売が多く、入手もしやすいです。
北海道北見産タマネギ「北見黄」として、箱で販売されています。
■北見黄の栽培のコツ
・基本は北海道、冷涼地の春まき栽培
中間地、暖地の秋まき栽培ではなく、
北海道や冷涼地の作型である春まき栽培で育てます。
保温、加温が出来るなら2月頃から種まきをし、
無加温の環境なら、3月に種まきをします。
・水はけの良い土を作る
春まき栽培では、梅雨時期と栽培時期が被ります。
長い降雨でも水はけが良い土作りをし、病害を防ぐことが大事です。
・有機栽培、無農薬栽培も可能
やや難易度が上がりますが、
化成肥料を使わない有機栽培や、
農薬を使わない無農薬栽培で育てることも可能です。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期