Dr.ケルシー

読了までの目安時間：約 4分

2017年12月19日（火）

スポンサードリンク

Dr.ケルシー C)Amazon

Dr.ケルシーはケルセチンという成分を多く含んだ品種で、
従来品種より多くケルセチンが含有されています。

北海道などの冷涼地の春まき専用品種で、種の入手はやや難しいです。
Dr.ケルシーの特徴や栽培のコツをご紹介します。

[Dr.ケルシー]タキイ交配

■Dr.ケルシーの特徴

・冷涼地の春まき専用品種
Dr.ケルシーは北海道での栽培向けに作られた品種で、
中間地、暖地などの一般的な作型では栽培することが難しいです。

北海道など冷涼地で育てることができる品種です。
寒い地域では春に種をまくのが基本で、
Dr.ケルシーは春まき専用品種です。

・ケルセチンを多く含有
ケルセチンという成分はフラボノイドの一種で、
抗酸化作用が強く、動脈硬化やガンの予防として知られていて、
タマネギに多く含まれるとされています。

一般的なタマネギよりさらに多くケルセチンを含有していて、
その含有量は2倍とされています。

ケルセチンを多く含有する品種は他にも、「ケルたま」、
「クエルリッチ」などがあります。

・熟期は中晩生
熟期は中晩生で、収穫は8月下旬～9月上旬になります。
貯蔵期間は収穫から翌年の2月までと、少し短いです。

■Dr.ケルシーの栽培のコツ

・2月～3月頃に種まきをする
2月～3月に種まきをします。
植え付けを遅くとも5月までに行うため、逆算して3月までに種まきをします。

寒い時期なので、可能な限り保温をして育苗します。
自宅の場合、暖かい場所に置いて厚手のビニールを被せると保温ができます。
また、容器に発泡スチロールを使うと、より保温性が増します。

・植え付け前には元肥をしっかり入れる
畑などに元肥、堆肥を入れ、黒マルチをしいておきます。
黒マルチは保温のほか、雑草の防除に役立ちます。
植え付けは4月中を目標にし、遅くても5月上旬までに植え付けます。

・倒伏を見て収穫
収穫は早くて8月中下旬からですが、遅くなると9月くらいになります。
あくまでも目安なので、タマネギの葉が倒伏したのを確認してから収穫します。

収穫は一般的なタマネギと同様です。
収穫後は日陰で涼しい場所にて貯蔵します。

タマネギ栽培.com