F1ジョージ
F1ジョージ
F1ジョージは晩生品種で、晩生品種の中でもケルセチン含有量が多いです。
また、貯蔵性も高く、同じ晩生品種のネオアースの後継品種として注目されています。
販売は清水屋種苗園芸が行っていますが、やや入手が難しいです。
F1ジョージの特徴や栽培のコツをご紹介します。
[F1ジョージ]
■F1ジョージの特徴
・ネオアースに良く似た晩生品種
特性や特徴がネオアースに良く似ていて、
名前は違えど、ネオアースと同じ育て方で栽培できます。
草勢は旺盛なのでよく育ちます。
熟期は晩生で、6月中旬以降に収穫ができます。
・ケルセチン含有量が多い
ケルセチンとはポリフェノールの一種で、
摂取すると抗酸化作用があり、動脈硬化の予防になります。
タマネギはケルセチンを多く含む傾向がありますが、
F1ジョージ一般的なタマネギよりも含有量が多いです。
ケルセチンを多く含む品種として、クエルゴールドという品種もあります。
・円に近い形で美しい
安定した肥大性を持ち、円に近い形に揃い、多収です。
表面のツヤがあり、見た目が美しいです。
・貯蔵性が高く、玉しまりが良い
貯蔵をしているとどうしても、芽や根が出やすくなりますが、
中でも萌芽の動きが遅いので、長期の貯蔵に向いています。
また、貯蔵中でも玉しまりが良く、腐敗や病害などに強く、
しっかりとしたタマネギが長く貯蔵できます。
■F1ジョージの栽培のコツ
・栽培はネオアースを見本とする
同じ晩生品種のネオアースを基本とし、栽培します。
冷涼地で9月頭まで、中間地で9月上中旬までに種まきをします。
植え付けは種まきから55日後が最適です。
・追肥は3回
追肥は1月、2月、3月上旬と3回に分けて与えます。
肥料を吸収する力が強く、大きくなりやすいので元肥はやや控えめにし、
生育状況をみて追肥を多少前後させます。
ただ、3月の追肥だけは、遅くならないようにします。
追肥が多すぎると、タマネギが大きく育ち、貯蔵性が悪くなる場合もあります。
・収穫
6月頃から収穫ができ、倒伏後1週間を目安として収穫すると、
形がより揃い、収量の増加などに繋がります。
収穫が遅れると、品質が落ちたり、病害になりやすくなります。
■参考
・タマネギ 苗の作り方
・タマネギ 苗の販売
・タマネギ苗の保存方法
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期