OM200
OM200
OM200は暖地から冷涼地の栽培に適している中生のタマネギ品種で、
吊り玉貯蔵で12月末まで貯蔵が出来る貯蔵性に優れた品種です。
OM200は生育は旺盛で肥大性にも優れ、育てやすいです。
OM200の特徴や育て方をご紹介します。
[OM200]大和農園
■OM200の特徴
・5月収穫の中生品種
OM200の熟期は中生で、暖地栽培で5月収穫、
中間地で5月下旬から収穫ができます。
早生より遅く、中晩生品種よりも早く収穫ができます。
冷涼地でも栽培が出来る品種ですが、収穫時期はやや遅く、
5月下旬~6月上旬くらいから収穫ができます。
・暖地、中間地、冷涼地の栽培に適する
栽培適地は暖地から冷涼地まで幅広いため、どの地域でも栽培ができます。
暖地、中間地では9月に種まき、
冷涼地で8月下旬に種まきをする秋まき栽培が基本です。
基本の秋まき栽培で育てられるので、初心者でも育てやすい品種の一つです。
・草勢は強く、肥大性も良い
生育の強さを表す草勢は強く、生育が旺盛です。
生育が旺盛なので育てやすく、肥大性にも優れるので、
大玉のタマネギが収穫しやすいです。
1球あたりの大きさは300g前後になり大玉で、
形は扁平形をしています。
形、大きさから、見た目にボリュームがある品種です。
・吊り玉貯蔵で12月末、冷蔵貯蔵で2月まで貯蔵できる
貯蔵性は高く、吊り玉貯蔵では12月末まで貯蔵ができます。
それ以降は冷蔵貯蔵に切り替えることで、2月末まで貯蔵ができます。
5月に収穫した場合、冷蔵貯蔵が出来る期間が少ないですが、
5月下旬、6月収穫の場合は、11月末から冷蔵貯蔵に切り換えると長持ちします。
■OM200の栽培のコツ
・基本は秋まき栽培で育てる
暖地、中間地、冷涼地の秋まき栽培の作型に沿って栽培します。
冷涼地で8月中下旬に種まき、10月下旬に植え付け、
中間地で9月中旬に種まきをして、11月中旬に植え付けます。
暖地はどの栽培地より遅く、9月中下旬に種まきをし、
11月末~12月初旬を目安に植え付けをします。
生育が旺盛なので、早まきをしてしまうと苗が大きく育ちすぎてしまい、
トウ立ち、分球が発生しやすくなるので、適期の種まき、適期の植え付けを徹底します。
・過肥大に注意する
球が300g前後の大玉になるので、
遅い追肥や肥料過多による肥大のしすぎに注意します。
追肥は遅くても3月までに行うようにします。
■参考
・タマネギ 肥料過多
・タマネギ 肥料一発
・タマネギ 無機肥料
・タマネギ 有機肥料
・タマネギ 3月の肥料
・タマネギの収穫時期